大手総合建設会社(スーパーゼネコン)「鹿島建設株式会社」(かじまけんせつ /東証プライム・1812)の株価が堅調です。三菱商事連合が秋田・千葉の3海域で進める洋上風力発電計画をめぐり、同社が一部工事から離脱(撤退方針)したと8月22日に報じられたことを受け、投資家の間で「採算リスクの遮断」「資本効率の改善」が意識されたことが要因だと思われます。国内報道によれば、資材や人件費の高騰などで想定コストが膨らみ、採算確保が難しくなったことが背景だと言われています。
株価動向

鹿島建設 株価推移(2025年8月1日~25日)
鹿島株は8月に入って上昇基調を強め、8月19日に年初来高値4,312円をつけ、本日8月25日には、一時4,378円をつけて年初来高値を更新。撤退報道の後も高値圏を維持して推移しています。市場では「不確実性の高い案件の見直しは、収益の質と資本配分の観点でプラス」との見方が広がっています。
なぜ鹿島株は買われたのか
・採算リスクの後退:
コスト膨張が続く洋上風力での工事撤退により、将来の損益ブレが縮小するとの評価。三菱商事側でも第1ラウンド案件の事業計画見直しが伝わるなど、事業環境は不安定です。
・資本効率の改善期待:
鹿島は今期、最大200億円の自己株買い(発行株の約1.9%)を掲げており、成長投資と株主還元のバランスを取りつつ、リスクの高い案件からは撤退する姿勢が意識されています。
業界の潮目・一方、三菱商事は…
国内の洋上風力はコスト上昇やサプライチェーンの遅れで計画見直しが相次ぐ。エネルギー専門サイトや業界ダイジェストも、鹿島の離脱や三菱商事連合の見直しを相次いで報じ、プロジェクト遅延懸念を指摘しています。
一方、気になるのは、我らが三菱商事が洋上風力事業をどうするのかという点。バフェット効果で株価は上昇基調ではありますが、もともと懸念点として指摘されてきた事項。
2021年に政府が募集した洋上風力発電事業を三菱商事等が落札し、秋田県沖2か所と千葉県沖の計3海域を対象に2028年以降の完成を目指しています。しかし、今年2月、三菱商事は完成しても費用を回収できないと判断し、事業性の再評価を進めると発表。千葉県沖の事業は1月に着工予定でしたが、延期となっています。再エネは数年前まではブームでしたが、最近は一気に風向きが変わりましたよね…
私も株主として動向を見守っていきたいと思っております。
なお、念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
株主視点での経済ニュースサイト「STOCK EXPRESS」
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