株式劇場

JX金属株が10%急騰!市場は何を織り込み始めたのか・・・背景に潜む「3つの本質」と投資家が見るべき次の展開

JX金属の株価は1月14日に約10%上昇し、市場の注目を集めた。背景には、銅の国内建値を1トン219万円へ引き上げたことがあるが、真の評価要因はそれだけではない。世界的な在庫不足を背景に銅価格は高値圏で推移し、収益環境は良好だ。加えて、重要鉱物の供給網再構築が進む中で、高純度金属の生成・加工技術を持つ同社の戦略的価値が見直されている。半導体2nmプロセス向け材料やAIメモリ、AIサーバー向け冷却技術など先端分野での競争力も強い。好調な業績を背景に海外証券が投資判断を引き上げるなど、同社は素材メーカーからAI時代を支える基盤企業へと評価を高めつつある。
次世代技術

エンビプロ・ホールディングス、2日連続ストップ高!材料なき株価急騰の理由とは・・・都市鉱山×レアアース相場の渦中へ

エンビプロ・ホールディングスは、決算や大型IRといった新材料がない中で、都市鉱山回収やレアアース関連というテーマ性を背景に株価が急騰し、2日連続でストップ高となりました。出来高も大きく、思惑的な上昇というより、市場資金が一気に流入している状況です。背景には、EVや再生可能エネルギーの拡大を見据えた資源リサイクルへの注目があります。特に、ネオジム磁石のリサイクルで英国ハイプロマグ社と協業している点や、使用済み電池からブラックマスを製造する電池リサイクル事業が評価されています。一方で、収益化はこれからであり、原料の安定確保や精錬体制、金属価格変動といった課題も残ります。今後は決算内容や事業進捗が株価を左右する重要なポイントとなりそうです。
株式劇場

東洋エンジニアリング、国策レアアース開発を追い風に株価急騰しストップ高! ― 南鳥島プロジェクトで中核技術を担い、資源安全保障の主役に ―

東洋エンジニアリングが、国策として進む南鳥島沖のレアアース開発を追い風に、株式市場で強い注目を集めている。中国によるレアアース輸出規制への警戒感が高まる中、日本が資源安全保障の強化を急ぐ姿勢を示したことで、関連銘柄への投資マネーが流入した。同社は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)から委託を受け、水深約6,000メートルの超深海からレアアース泥を回収する中核技術の開発を担当しており、その高いエンジニアリング力が評価されている。南鳥島沖のレアアース泥は国内需要の数百年分に相当するとされ、EVや再生可能エネルギーに不可欠な希土類を豊富に含む。政府は2028年以降の商業生産を目指しており、今後も国策プロジェクトとしての支援が期待される。加えて、同社は次世代エネルギー分野への展開やストック型ビジネスへの転換も進めており、中長期的な成長余地が意識されている。
次世代技術

岡本硝子、PTSで株価急騰!「江戸っ子1号」で南鳥島レアアース開発の主役に浮上

岡本硝子は、南鳥島沖で実施される世界初のレアアース連続採掘試験において、深海探査機「江戸っ子1号」が環境モニタリング装置として採用されたことを受け、投資家の注目を集めています。南鳥島周辺には世界需要の数百年分に相当するレアアースが眠るとされ、日本の経済安全保障に直結する国家的プロジェクトです。同社の強みは、採掘そのものではなく、国際的に不可欠となる環境データ取得技術を握る点にあります。足元では赤字が続くものの、深海関連技術に加え、半導体向け放熱基板事業の成長も期待されており、市場は中長期の成長可能性を織り込んで評価しています。
株式劇場

双日、中国依存に風穴 レアアース戦略が示す「経済安全保障銘柄」としての存在感

双日は、地政学リスクが高まる中で「経済安全保障」を成長機会と捉え、レアアース分野で独自の地位を築いています。EVや再生可能エネルギーに不可欠なレアアースは、中国依存という構造的リスクを抱えてきましたが、双日は早くから対策を進めてきました。2011年にはJOGMECとともに豪ライナス社へ出資し、軽希土類で日本需要の約3割を安定確保。さらに2023年の追加出資を経て、2025年には中国以外では初となる豪州からの重希土類輸入を開始しました。業績面でも2026年3月期は増益見通しで、累進配当による増配や自社株買いなど株主還元も積極的です。双日は国家レベルのサプライチェーン構築を担う存在として、中長期での投資妙味を高めています。
次世代技術

アストロスケールHD、NASA案件採択で株価急伸!「宇宙インフラ企業」への進化に市場の視線集まる

アストロスケールホールディングスの株価が、米国子会社によるNASA案件採択を受けて大きく上昇しました。採択されたのは、NASAが計画する次世代宇宙望遠鏡に対する軌道上サービスの可能性を調査する案件で、同社にとってNASAとの初の直接案件となります。金額や契約期間は未定ですが、宇宙産業の中心である米国市場で実績を得た意義は大きく、将来の事業拡大への期待が高まっています。デブリ除去にとどまらず、衛星の保守・修理・寿命延長といった高付加価値サービスへの展開が意識され、同社が宇宙インフラ企業へ進化する転換点として投資家の注目を集めています。
次世代技術

古河機械金属、南鳥島レアアースと6Gで再評価機運

古河機械金属は、長年「伝統的な機械メーカー」として認識されてきましたが、近年その評価が変わりつつあります。同社は150年にわたり培ってきた掘削・流体輸送技術を基盤に、南鳥島沖の高濃度レアアース開発や次世代通信6G関連分野で重要な役割を担っています。深海6000メートルという極限環境での採掘から金属回収までを一貫して担える国内唯一の企業であり、日本の資源安全保障の中核を成す存在です。加えて、超高純度金属や窒化アルミニウムセラミックスなどの電子材料は、6G通信、防衛、AIインフラに不可欠で、将来的な需要拡大が見込まれます。財務面では大規模な不動産含み益を抱え、株主還元強化も進んでおり、成長性と割安感を併せ持つ戦略的企業として注目されています。
株式劇場

任天堂、なぜSwitch2が売れているのに株価が下がるのか

任天堂の株価は、2025年に大きく上昇した後、足元では1万円前後まで調整が進んでいます。背景には、次世代機「Switch 2」が好調に売れている一方で、利益率の悪化に対する投資家の警戒感があります。Switch 2は発売4日で世界販売350万台を記録し、会社は販売見通しを上方修正しましたが、メモリ価格の高騰などを受けて営業利益率は大きく低下しました。供給拡大により品薄感が薄れ、成長期待が一巡したことも株価の重荷となっています。今後は、利益率の改善、適正な供給管理、そしてソフトやデジタル分野での収益拡大が、株価反転のカギを握ると見られます。
M&A・TOB・アクティビスト

芝浦電子、上場廃止へ――台湾ヤゲオによる完全子会社化が投資家に与える影響

2026年1月13日付で 芝浦電子が東京証券取引所から上場廃止 となることが決まりました。同社は世界的な温度センサー(サーミスタ)メーカーですが、台湾の電子部品大手ヤゲオによる公開買付け(TOB)を通じた買収が2025年10月20日付で成立し、完全子会社化が進んでいます。買付けは株主の約87%の応募を得て成立し、ヤゲオは2026年第1四半期までに非公開化を完了する方針です。芝浦電子株の最終売買日は1月9日で、上場廃止後は強制買取が実行され、株主には1株あたり約7,130円が支払われる見込みです。これはヤゲオがシェア獲得やシナジー創出を目指して価格を引き上げた結果と見られています。今回の買収は、日本の電子部品業界における 海外企業による「同意なきTOB」成功例 として注目されており、業界再編や国際競争力強化の流れを象徴する案件となっています。
株式劇場

古野電気、国策「日の丸造船」追い風に存在感 舶用機器の世界覇者が示した高収益力

古野電気は、日本政府が進める「日の丸造船」復活という国策を背景に、舶用電子機器分野で存在感を高めている。2026年2月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比32.3%増の143億円と大幅な増益となり、主力の舶用事業が成長を牽引した。同社は小型船向けレーダーで世界シェア約4割、魚群探知機で約5割を占めるグローバルリーダーであり、環境規制強化に伴う高性能船需要の拡大が追い風となっている。世界100カ国超に展開するサービス網による安定収益も強みで、配当予想を110円から150円へ引き上げるなど、株主還元にも積極姿勢を示している。将来的には航海・漁業データを活用したサービス展開も期待される。