為替

為替 主にUSD/JPYについて考察し、解説するジャンルです。

政治と株価

トランプ大統領当選確実で円安加速!株価への影響は?

「米国大統領選挙」の投開票が11月5日始まり、本日11月6日にドナルド・トランプ前大統領の当選が確実になりました。いよいよ米国大統領が決まり、私が気になっているのは、為替と株価への影響です。為替は一気にドル高・円安へ!1ドル154円台へ。株価は上昇!も、業種によっては逆風。
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日銀総裁、利上げに「時間的余裕がある」表現をカット。その理由について考えてみる

日本銀行(日銀)の金融政策決定会合が10月31日に開催され、植田和男総裁が会見にて内容を発表しました。事前の予想通り、今回は政策金利の据え置きとなり、今回は追加利上げなしとなりました。これは私も含めて皆さんが予想していた通りでしょう。ただ、同日の会見にて、今まで植田総裁が使っていた言葉「時間的余裕がある」という言葉は使われませんでした。私はその理由について「円安リスク」への対策が主だと思います。石破氏の総理就任で利上げ方向に進みやすくなったかなと思いきや、彼は柔軟な姿勢を示しておりましたし、ましてや最近の衆院選で与党が過半数割れをし、利上げ実施が難しくなったと思われ、為替(ドル円)は円安方向へと進んでおりましたが、日本が利上げすれば、日米金利格差は縮小するので、円高方向へと進む可能性が高まります。実際、植田総裁の今回の発言を受けて、ドル円はやや円高へと進みました。
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ANA 芝田社長「1ドル125円とか130円に向かうような方向性を希望」

ANAホールディングスが10月31日、2025年3月期上期の連結業績を発表しました。旅行需要が順調で、売上高は過去最高を記録した一方、整備費や人件費などの営業費用も膨らみ、営業利益は前期比減となりました。全体的には、通期予想は上方修正する順...
為替

日銀の追加利上げ、植田総裁は慎重な姿勢を示すも、IMFは歓迎

日銀 植田総裁、追加利上げに慎重な姿勢示す 日本銀行の植田和男総裁が10月24日(ワシントン時間)、G20財務相・中央銀行総裁会議を終えて加藤勝信財務相との共同記者会見で語りました。私は見ていて感じたのは、彼が英語が達者である点。日本語で話...
株式劇場

なぜ円安なのに株安になるのか?

ここ最近、為替(ドル円)は円安方向に動いていて、今日は152円台まで進んでいます。今までは、為替が円安方向に進むと株高になる傾向がありました。円の価値が下がるわけですから、株価を円で計算した時に「ゲタを履く」構図で高くなる傾向があったのと思います。企業価値が高まったわけではないのに、株価が上昇している状態。それでも、株価が上がっていたので、すこしは救われた感があったものです。しかし、今回は、円安方向へと進んでいるにもかかわらず、株価が上がるどころか下がっているのです。今までの「円安=株高」という方程式が崩れ、「円安株安」状態になってしまっているのです。なぜ、円安なのに株安になっているのでしょうか?円安なのに株安になっている理由は、「円安が進むと日本銀行が追加利上げを早めに実施するであろう」という憶測が世界的になされるから、というものが最も強い理由として考えられます。業種にもよりますが、利上げは、基本的には株価に逆風になる場合が多いですよね。なので、日経平均株価としては、下落方向に進みがちなのかと。では、なぜ円安が進むと、日銀が追加利上げを早める可能性が高まるのでしょうか?これは、ちょうど7月末頃にそうであったように、「円安を抑えるために利上げに踏み切る」という意味合いもあると思います。円安への牽制。ただ、もっと強い理由として、「円安が進めば物価上昇率が高まるため、追加利上げ実施のための条件が整うから」というものがあると思われます。ましてや、現政権の総理 石破茂氏は、もともと追加利上げに積極姿勢をお持ちの方ですし。石破氏は総理就任後、「今はまだ利上げする環境にはない」と発言して柔軟な姿勢を見せているものの、逆に言えば「環境が整えば利上げする」という意味でもあります。
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円安へ戻り始めた相場!その要因とは…

10月に入り、相場は再び「円安」へと戻り始めているのです。その要因について考えてみると、私は2つあると考えており、それぞれの背景には共通したものがあるように思います。【最近の円安要因(1)】自民党の石破総理が利上げを急がない発言をしたこと。【最近の円安要因(2)】米国労働省が発表した、9月の雇用統計が、予想以上に良い内容だったため、米国が利下げを急がないことがわかったこと。(1)(2)により、日米金利差はすぐには縮まらないため、円安へと戻っていると思われます。なお、日米ともに選挙が近いため、市場に配慮した発表がされているとも見えるので、選挙後の動きも見据えていくことが大切でしょう。