2025-07

株式劇場

オルツ、上場廃止!そして、倒産へ・・・(上場倒産は今年初)

AIベンチャー企業の株式会社オルツ(東京都港区)は、2025年7月30日付で東京証券取引所グロース市場から上場廃止となり、同日、東京地裁へ破産手続きの開始を申し立てました。8月31日に上場廃止となります。昨年2024年10月11日には東京証券取引所グロース市場に株式を上場したばかりでしたが、1年も経たずしてのスピード上場廃止、さらには倒産となります。上場倒産は、今年初。2024年11月の日本電解(株)(東証グロース、民事再生法)以来8カ月ぶり。国産LLM(大規模言語モデル)や高精度自動文字起こしAI議事録「AI GIJIROKU」などの製品でも話題を呼んだが、収益化には時間を要し、先行投資負担が経営を圧迫していました。株価は当然、急落。株主の皆さま、大丈夫でしょうか?オルツのAI資産や知的財産(IP)について買収を検討する動きもあると報じられており、業界の再編にも影響を与える可能性があります。
政治と株価

自民党 次期総裁は高市氏か!?その時、株価は・・・

参議院選挙での与党の大敗後、石破茂総理の進退に注目が集まっております。一時は辞任報道がされましたが、石破総理はまさかの続投表明。とはいえ、総理としての実績を残した後に8月末に辞意表明へと至るのではないでしょうか。そうなってくると、注目したいのは、自民党の次期総裁。日本の総理大臣にもなる可能性が高いですから、株価にも大いに影響するだけに、株主としても熱視線を送っております。総裁選の動きで注目しているのは、高市早苗氏。石破政権で、自民党の保守層支持者が離れている傾向がある中、高市政権なら呼び戻しができそうな雰囲気もあります。他党の動きとして意識したいのは、最近、急速に勢いを増している参政党。参政党は、自民党以上に保守的な要素が強いため、自民党の保守層がそちらに流れていると思われます。何しろ、石破政権はリベラル要素が強位ですからね。他党に流れた保守層を取り戻すには、保守層からの支持が厚い高市総理が有効かもしれません。株価への影響はどうなるでしょうか?高市氏が掲げる「アベノミクス継承」路線は、投資家に好感されており、日本企業の株価が上昇することへの後押しとなる可能性は高いかもしれません。円安・株高要因となる可能性が高いと思われます。
三菱HCキャピタル

三菱HCキャピタル、株価がついに上抜けし1,100円を突破!! その背景とは・・・

私も株主として応援している企業、三菱HCキャピタル株式会社の株価がついに上抜けしてきました。三菱HCキャピタルの株価は、ここ2年近く1,000円付近で揉んできましたが、”ついにジャンプアップ!”という感じで爽快。しばらく突破できなかった1,100円も超え、7月24日には年初来高値の1,122円をつけました。7月23日に米国の関税措置に関する日米貿易協議が合意に至ったとの報道が流れると、株価も上昇。1,100円も超え、1,122円に。景気上昇の影響に加え、日本が米国からボーイング航空機100基購入の影響も追い風となったと思われます。航空機リース事業を大々的に行っている三菱HCキャピタルだからこそ、潤いそうな印象を与えたのでしょう。ここまで株価上昇しても、まだ配当利回り4%以上あります。PBRも1倍割れ。なので、まだまだ上昇の余地は多分にありますし、まだまだお得な状態だと言って良いでしょうね。
三菱フィナンシャルグループ

関税合意で銀行株高騰!その理由とは・・・

7月23日に米国の関税措置に関する日米貿易協議が合意に至ったとの報道が流れました。この合意で好感されたのは、特に、・8月1日以降は25%とされていた相互関税が15%へと引き下げられたこと。トランプ関税問題は多くの投資家にとって暗雲立ち込める状態でしたが、今回報じられた合意により、輸出見通しが改善され、経済全体のリスク低下の後押しとなっています。そして、日経平均株価も急上昇。銀行株も急騰しました。この動きは、日本銀行が利上げを再開する可能性を示唆し、銀行セクターへの期待感を高めたことが大きな要因でしょう。私のメイン株の一つである三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の株価も大いに上昇しました。
自動車株

トランプ関税合意でトヨタ株 急騰!!

昨年末からずっとくすぶり続けてきたトランプ関税問題に、ようやく出口が見えてきたようです。米国のトランプ大統領がSNSを更新。8月1日から課すとしていた日本への関税 25%を15%に引き下げることが発信されると、日経平均株価は一気に高騰!特に自動車株の上昇が目覚ましく、トヨタ自動車の株価は大いに高騰しました。
為替

石破総理続投で円高へ!その後、トランプ関税発動後はいかに!?

7月20日に投開票が行われた参議院議員選挙。自民党をはじめとする与党の大敗で、為替は円安に振れるとの予想も飛び交う中、現状は円高へと振れております。与党が過半数を割ったものの、石破総理が続投を表明したことで、円が買い戻される動きがあり、円高方向へ。22日の日中現在、147円台を推移。しかし、まもなく8月1日にはトランプ関税の発動を控えており、その後は円安が進むことが想定されます。理由は、・貿易黒字縮小による需給の悪化。・日銀の利上げ期待の後退。