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東京メトロ、上場初日の過熱ぶりは一段落!今後の展望について考える

東京を中心に地下鉄を運営する東京地下鉄(東京メトロ)の上場初日から、3日めの今日。上場初日の記事で、その過熱ぶりをお届けしましたが、だいぶ落ち着いてきましたよね。株価は1,600円台前半まで下落し、終値 1,609円となり、初値 1,630円を下回りました。まあ、初値以下とはいえ、公開価格の1,200円より大幅に高い水準ではありますが。今後、東京メトロ株の株価を考える上で、その事業展開について考察してみます。現状、鉄道運輸業が東京メトロの売上の91%も占めています。この鉄道事業自体が、とても価値の高いものですが、さらに拡大(延伸計画)が予定されています。東京メトロが拡大を計画している路線は、南北線と有楽町線。上場を機に、鉄道事業以外の事業を増やす意向が表明されています。山村明義社長は上場初日の記者会見にて不動産事業等の多角化への意欲を見せています。東京メトロは現状でも、不動産事業は展開しており、沿線を中心にオフィスビル、ホテル、住宅、ゴルフ練習場、レンタル収納スペースを運営しています。オフィスビルの事例ではメトロシティ西池袋や、渋谷マークシティ(共同開発)、住宅ではメトロステージ上野などが知られています。が、この事業規模を増やしていくことを構想されているのでしょう。ということで、現在の東京メトロの株価はやや割高感がありますが、今後の鉄道事業以外の展開も考えると、妥当な価格かもしれませんし、割安とも思える未来が来るかもしれませんね。
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東京メトロ、遂に本日上場!気になる初値は 1,630円!その後、1,700円台を突破し公開価格の500円以上の利益

東京地下鉄(東京メトロ)が2024年10月23日、東京証券取引所プライム市場に上場しました。東京近隣で暮らしている人にとっては慣れ親しんだメジャーな鉄道網。世界最大級の地下鉄網運営会社の上場とあって、話題となり、競争倍率は15倍超えの人気ぶりを見せていた企業。遂に上場初日を迎え、注目の初値は、 1,630円。初値騰落率は、+35.83%と非常に高い上昇率となりました。直近10年間の大型IPOの中では、第3位の高騰ぶり。その後も東京メトロの株価は グングン上昇し、1,700円台を突破!! やはり、超人気銘柄だけのことはありますね。これで東京メトロの時価総額は1兆円の大台に乗ったことになります。
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東京メトロ IPO、競争倍率は 15倍超え!! その人気の理由とは…

東京地下鉄(東京メトロ)の新規株式公開(IPO)の抽選結果が、いよいよ10月15日の夕方発表となりました。SNSでは当選した方々が喜びの投稿をされており、その人気ぶり、盛り上がりを実感します。競争率も高かったようで。個人分が約10倍超、国内機関投資家分が20倍以上、海外機関投資分は30倍超えで、トータル 15倍超えの競争率だったそうです。人気の理由について考えてみると、6年ぶりの大型上場ということで話題性もありましたし、東京メトロという多くの方々が利用する知名度の高さもありますし、鉄道事業の安定性・成長性もあります。さらに、東京メトロが配当性向目標 40%以上を掲げていて、配当利回りは 3.3%程が見込まれるので、高配当であることも人気の理由でしょう。通常の鉄道各社と比べても高いですよね。また、株主優待として、駅構内で運営するそば店のかき揚げ無料券がつくこともSNSで話題になておりました。そばに入れて食べるかき揚げって美味しいですよね。