自動車株

自動車株

なぜ、KeePer技研の株価が急騰したのか? ――全社売上12.6%増、新車向けコーティングの急拡大と悪天候後の需要回復に期待

KeePer技研の株価は2026年10月6日、11時30分時点で前日比約9.7%高の3,730円となりました。買い材料は、前日発表の9月月次速報です。全社売上は前年同月比12.6%増の約20.57億円。製品等関連事業が23.1%増となり、特に新車向け売上の53.8%増が成長をけん引しました。ディーラーでの商品訴求が実を結び始めた点も注目されます。ラボ事業は悪天候下でも3.8%増収でしたが、既存店売上は2.2%減。直営全店の来店台数が12.8%減る一方、平均単価の18.2%上昇が売上を支えました。株価には新車向け販売の拡大と天候回復後の需要持ち直しへの期待が反映されたと考えられます。今後は既存店の回復、新車向け成長の継続、増収が利益拡大につながるかが焦点です。
自動車株

なぜ、ホンダと大成建設グループはEVへの走行中無線給電を開発するのか? ――「充電のために止まる」制約を減らし、物流の電動化と次世代道路インフラの市場を切り開く

ホンダの本田技術研究所と大成建設、大成ロテックは、走行中のEVに非接触で電力を供給する道路システムの基盤技術を開発しました。物流・輸送分野での実用化を目指し、2027年度以降に館山自動車道で実証実験を予定しています。充電停車の削減や車載電池の小型化により、車両価格、重量、運行効率の改善が期待されます。ホンダにはEVの利用環境改善と送受電技術の活用、大成建設グループには道路・電源設備の整備需要を取り込む機会があります。一方、敷設・更新費用、耐久性、給電効率、他社車両との互換性、料金体系が課題です。現段階は基盤技術の開発であり、商用化や業績寄与は未確定です。投資家は実証結果に加え、具体的な整備計画や受注、利用者と設備側の双方で採算が成立するかを見極める必要があります。
自動車株

なぜ、ホンダは米国にHV新工場を建設するのか?――オハイオ州で最大4,000億円の投資を検討、北米需要と関税リスクに備える

ホンダは米オハイオ州でHVの新工場建設を最終調整していると報じられています。投資額は3,000億~4,000億円、2030年ごろの稼働、年25万台前後の生産が想定されますが、州政府との協議が残り、正式決定ではありません。背景には米国でのHV需要拡大と既存工場の生産余力の乏しさがあり、大型HVの投入や米国内生産による関税リスクへの対応も狙いです。ホンダはEV戦略の見直しを進め、北米を中心にHVの商品・生産体制を強化しています。投資家は計画の確定だけでなく、稼働後の需要、設備の稼働率、部品の現地調達、自動車事業の利益率を見極める必要があります。
自動車株

なぜフォルクスワーゲンの株価が急上昇したのか?――追加5万人削減と車種半減を含む「Future Plan 2030」、労使の電撃合意で改革期待が高まる

フォルクスワーゲン株が急上昇した最大の理由は、監査役会が抜本的な再建策「Future Plan 2030」を全会一致で承認したことです。計画には約5万人の追加人員削減、2035年までの車種数約50%削減、欧州4工場の将来見直し、投資ポートフォリオの約3分の1縮小、意思決定体制の簡素化が盛り込まれました。労働組合やニーダーザクセン州の反対で合意は困難とみられていたため、予想より早い決着が市場のポジティブサプライズとなりました。一方、2030年の営業利益率9%達成には、中国勢との競争、米国関税、高いドイツ生産コスト、強制解雇を伴わない人員削減の実効性など課題も残ります。今後は計画の規模より、利益率やキャッシュフローに結び付く実行力が焦点となります。
自動車株

ホンダ・日産、次世代SDVの共同開発で正式合意を発表!――車載OS・ECUを共通化、2029年度以降の実用化へ

ホンダと日産自動車は2026年8月31日、次世代SDVの中核となる複数のECU、車載OS、ミドルウェア、車両制御ソフトウェアの主要部分を共通化する共同開発契約を締結しました。共同開発したE&Eアーキテクチャーは2029年度以降の新型車への適用を目指します。両社は開発人材や技術を持ち寄り、開発スピードの向上、投資負担の軽減、部品調達のスケールメリットを追求します。経営統合協議は破談となったものの、案件単位の協業が実行段階へ進んだ点は重要です。一方、費用負担や搭載車種、収益効果は未公表であり、短期業績への影響は限定的です。今後は量産化の進捗とコスト削減効果、テスラや中国勢に対抗できるソフトウェア競争力を確立できるかが焦点となります。
自動車株

ホンダ・日産、次世代車で協業合意へ――車載OS・コンピューターを共通化、730万台連合でテスラ・中国勢に対抗

ホンダと日産自動車は、次世代車「SDV」の中核となる車載OSと車載コンピューターの共同開発で合意し、2029年にも新型車へ搭載する見通しです。日産の一部技術を土台にホンダの知見を加え、EVだけでなくHVなどへの展開も想定します。三菱自動車も使用を検討しており、3社合計約730万台の販売規模を生かした開発費・調達コストの削減や、車両データの拡大が期待されます。経営統合破談後の実務型協業として株式市場の注目を集める一方、業績への本格貢献は中長期となります。投資家は正式合意で示される費用負担、知的財産権、対象車種、開発日程を確認し、協業が利益率改善へ結び付くかを見極める必要があります。
自動車株

【ホンダ決算発表】4~6月期営業益は過去最高の5307億円 通期予想を上方修正、二輪の高収益と円安が追い風

ホンダの2027年3月期第1四半期は、売上収益が前年同期比13.5%増の6兆615億円、営業利益が117.4%増の5307億円、純利益が129.3%増の4509億円となり、営業利益と純利益は四半期として過去最高を更新しました。インド・ブラジルで販売を伸ばした二輪事業が高収益を確保し、北米のハイブリッド車需要や円安も利益を押し上げました。通期純利益予想は2600億円から4000億円へ上方修正しましたが、主因は想定為替レートを1ドル=155円へ見直したことです。中国での販売不振、EV戦略転換に伴う5200億円の損失、熊本地震による生産停止が今後のリスクとなります。
自動車株

【マツダ決算】4~6月期は純利益296億円へ黒字転換、売上高は過去最高!新型CX-5と円安がけん引も、通期据え置きで株価は3%安

マツダが発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月期)決算は、売上高が前年同期比16.9%増の1兆2857億円となり、第1四半期として過去最高を更新しました。営業損益は328億円、純損益は296億円の黒字に転換し、純利益は市場予想の187億円を上回りました。出荷台数の増加や車種構成の改善、米国の関税負担軽減、円安、コスト削減が収益を押し上げました。新型CX-5の受注も日本と欧州で計画を上回り、第2四半期以降の本格貢献が期待されます。一方、通期の純利益予想900億円と世界販売132万4000台の計画は据え置きました。好決算でも上方修正がなかったことが失望され、株価は前日比2.8%安で取引を終えました。
自動車株

【トヨタ自動車決算】4~6月期純利益は76%増の1兆4770億円!通期予想を3兆2500億円へ上方修正、最大1兆円の自社株買いも発表

トヨタ自動車の2027年3月期第1四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比10%増の13兆5254億円、純利益が76%増の1兆4770億円となりました。一方、資材価格や人件費、開発費の増加などが重荷となり、営業利益は9%減の1兆634億円、営業利益率は9.5%から7.9%へ低下しました。通期予想は円安や堅調なハイブリッド車需要を踏まえ、純利益を3兆円から3兆2500億円、営業利益を3兆円から3兆4000億円へ上方修正。ただし、純利益予想は市場予想の約3兆6330億円を下回ります。あわせて最大1兆円の自社株買いと2億株の消却を発表し、積極的な株主還元姿勢を示しました。
自動車株

【三菱自動車工業決算】4~6月期営業利益は80%増の101億円、円安・売価改善が寄与!世界販売8%減も通期900億円を維持、新型「パジェロ」で巻き返しへ

三菱自動車工業の2026年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比2%増の6199億円、営業利益が80%増の101億円、純利益が91%増の14億円となりました。中東情勢の悪化やアセアン、欧州などでの販売低迷により、世界販売台数は8%減の17万9000台でしたが、円安効果や売価改善、米国関税負担の縮小が利益を押し上げました。ただし、純利益と経常利益は市場予想を下回っています。2027年3月期通期は、売上高3兆2600億円、営業利益900億円、純利益250億円の従来予想を据え置きました。今後は「デスティネーター」や「エクスフォースHEV」の展開に加え、今秋投入予定の新型「パジェロ」による販売回復が焦点です。