株式会社INPEX(東証プライム:1605)は、2025年11月13日大引け後(15:30)に決算発表とあわせて株主優待制度の拡充を発表しました。エネルギー大手として安定した収益基盤を維持する中、株主還元強化と中長期保有の促進を目的とした施策を打ち出しています。以下にて詳しく見ていきましょう!
第3四半期(1〜9月期)業績:最終利益は1.4%増の2,934億円
INPEXが発表した2025年12月期第3四半期累計(1月〜9月)の連結最終利益(国際会計基準=IFRS)は、前年同期比1.4%増の2,934億円でした。
資源価格の変動が続く中でも、国内外のガス・原油開発事業が堅調に推移し、収益は前年並みの高水準を維持しています。
通期業績予想を上方修正 最終利益は3,900億円に
同社は併せて、2025年12月期通期の連結最終利益見通しを従来予想の3,700億円から3,900億円へと上方修正しました(前期実績:4,273億円)。
これにより、減益率は13.4%減→8.7%減へと縮小する見込みです。
また、同社の試算によると、下期(7〜12月期)の連結最終利益も従来予想の1,464億円から1,664億円(前年同期比22.5%減)へと13.7%増額されました。
減益傾向は続くものの、原油価格の安定やコスト抑制の効果が寄与し、利益水準は想定を上回る見通しとなっています。
なお、直近3カ月(7〜9月期)の連結最終利益は前年同期比9.0%減の698億円で、売上営業利益率は57.1%→54.3%に低下しました。
一時的なエネルギー市況の調整や開発コスト増が影響したとみられます。
株主優待制度の拡充:長期保有株主に記念品を追加
同日発表のリリースによると、INPEXは株主優待制度の拡充を決定しました。
同社株式の中長期的な保有を促すことを目的とし、保有株数と継続保有年数に応じて進呈するQUOカードの贈呈額を一部増額。
さらに、8年間継続保有した株主に対してはオリジナル記念品を贈呈する制度を新設しました(1回限り)。
【新旧制度の概要(抜粋)】
保有株式数/ 継続保有1年以上 /継続保有3年以上 /新設:継続保有8年間
400株以上800株未満 /2,000円分 /3,000円分 /―
800株以上 /5,000円分 /8,000円分 /記念品贈呈(1回限り)
記念品の詳細は現在検討中で、2025年12月31日時点の株主名簿に記載された株主から新制度が適用される予定です。
また、8年間の保有判定に基づく初回記念品の贈呈は2027年12月31日の判定から開始されます。
投資家としての展望
INPEXは、エネルギー転換期においても確固たる地位を維持しつつ、株主との長期的信頼関係の構築を進めています。そして、「株主の皆さまのご支援に感謝し、より多くの方に中長期的に当社株式を保有していただきたい」とコメントしています。
今回の優待拡充および業績上方修正は、安定的な事業運営と株主重視の姿勢を改めて示すものであり、長期投資家にとって魅力的な展開といえそうです。
なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
株主視点での経済ニュースサイト「STOCK EXPRESS」
ぜひ、ブックマークしてご購読くださいませ。
▼記事更新通知は 私のXにて♪
https://x.com/shun699





コメント