パラマウントベッドホールディングス(東証プライム:7817)は9月24日、現社長の木村友彦氏が代表を務めるTMKRを買付主体とした株式公開買い付け(TOB)を実施し、マネジメント・バイアウト(MBO)により非公開化する方針を発表しました。創業家が全株式を取得し、買収総額は1384億円となる見通しで、東証プライムへの上場は廃止となります。買付価格は1株当たり3530円で、24日の終値2671円に対しておよそ32%のプレミアムを提示しています。買付期間は9月25日から11月17日までの36営業日で、決済開始日は11月25日を予定しています。
背景と目的
同社は主力の医療・介護事業において、売り切り型の事業モデルからレンタル・リースを中心としたリカーリングビジネスへの転換を進めています。継続的に稼ぐ事業モデルへの転換ですね。また、健康事業では認知度向上と投資拡大が課題となっており、短期的な業績変動に左右されず長期的な成長戦略を推進するために、非公開化が最適と判断したとしています。9月16日の記事でもお伝えしたように、短期間での業績発表に追われると、長期的な取り組みが行いにくいというデメリットもあるでしょうからね。なお、MBO成立後も木村社長は経営を継続する予定です。
業績・配当への影響
同日発表された業績修正では、2026年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結経常利益を従来予想の36億円から29億円へと下方修正しました。前年同期比で16%の減益見通しとなります。一方、通期の経常利益予想142億円は据え置いています。
あわせて、TOB実施に伴い、従来予定していた年間配当125円を見送る方針を明らかにしました。
株主優待廃止
さらに、株主優待制度の廃止も発表されました。従来は100株以上の保有株主に対し、保有株数と期間に応じてQUOカードや10%割引券を贈呈していましたが、2025年3月実施分を最後に終了します。TOB成立後は上場廃止となる予定です。
投資家への影響
TOB価格 3,530円は、本日9月24日終値(2,671円)に対して32%のプレミアム(上乗せ幅)となっており、株主にとっては応募メリットのある水準といえます。ただし、配当や株主優待といったインカムゲインは打ち切られるため、投資家はキャピタルゲインを優先した判断が求められるでしょう。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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