住信SBIネット銀行株式会社(証券コード:7163、東証スタンダード市場)が、明日2025年9月25日をもって上場廃止となります。これは、8月28日に開催された臨時株主総会において承認された株式併合により、東京証券取引所の定める上場廃止基準に該当したことを受けた措置。今回の上場廃止は、同社がNTTドコモの連結子会社となることを前提としたものであり、両社のシナジー創出を見据えた大きな転換点となります。NTTドコモとしては悲願の銀行買収。ついに”NTT銀行”始動でしょうか。以下に見ていきましょう。
ドコモグループとの融合で新サービス創出へ
住信SBIネット銀行は2007年の開業以来、「お客さま中心主義」の理念のもと、利便性と安全性を兼ね備えたインターネット専業銀行として成長を続けてきました。今後は、ドコモが持つ膨大な顧客基盤や通信分野の経営資産を活用し、金融と通信を融合させた新しいサービスの提供に注力する方針です。これにより、利用者の生活をより豊かにする革新的な金融体験の実現が期待されています。
株主・投資家への感謝と今後の展望
同社は、これまで株主や関係者から寄せられた支援に深く感謝を表明しています。今後は上場企業としての歩みを終え、非上場のドコモグループ企業として新たな成長戦略を描くことになります。企業価値向上に向けて引き続き努力を重ねる姿勢を示しており、ドコモのリソースを背景に一段の事業拡大が見込まれます。
投資家への影響
今回の上場廃止により、既存株主にとっては市場での株式売買が終了しますが、株式併合を通じた手続きに基づき、ドコモによる完全子会社化が実現します。これにより、投資家は株式の現金化を通じて利益を確定させる形となり、今後はNTTドコモの企業価値や事業展開を通じた間接的なリターンが期待されます。本件は、投資家にとって「上場廃止=終わり」ではなく、「ドコモとの融合による新しい成長物語の始まり」であることを意味していると言って良いでしょう。
NTTドコモが三菱UFJ銀行と展開する「dスマートバンク」は終了
NTTドコモは連結子会社化する住信SBIネット銀行との連携に注力することに伴い、今まで三菱UFJ銀行と展開してきた「dスマートバンク」は2026年1月に終了します。dスマートバンクは、三菱UFJ銀行の口座を使ったスマホ上の金融サービスで、2022年12月から展開されてきました。当初、NTTドコモは三菱UFJ銀行と銀行的な動きをしていくものと思われましたが、住信SBIネット銀行を選んだカタチとなりました。どんな背景があったのか気になるところですよね。
住信SBIネット銀行のサービスブランドは「d NEOBANK」に
NTTドコモが住信SBIネット銀行を10月1日から連結子会社にすることに伴い、住信SBIネット銀行はサービスブランドを「d NEOBANK」(ディー ネオバンク)に改称します。ドコモの「d」を冠したサービスブランド名の誕生です。多くの会員が利用している「dポイントクラブ」や決済サービスの「d払い」などのNTTドコモのサービスと銀行機能を融合させて、いかに顧客の利便性を高めていくか、に注目したいと思います。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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