【住友ファーマ 決算発表】北米主力薬が牽引し純利益5倍!アジア事業譲渡益も追い風、通期予想は据え置き

【住友ファーマ 決算発表】北米主力薬が牽引し純利益5倍!アジア事業譲渡益も追い風、通期予想は据え置き 株式劇場

住友ファーマ株式会社は1月30日、2025年4〜12月期(国際会計基準)の連結決算を発表し、純利益が前年同期比5倍の1076億円となりました。北米向け主力薬の販売が伸長したことに加え、コスト削減アジア事業の譲渡益計上が利益を大きく押し上げました。市場では、収益構造の転換が鮮明になりつつあるとして注目が集まっています。以下にて詳しく見ていきましょう!

北米の成長ドライバーが加速:「オルゴビクス」「ジェムテサ」が販売数量拡大

今回の好決算を支えたのは北米事業です。前立腺がん治療薬「オルゴビクス」と、過活動ぼうこう治療薬「ジェムテサ」が、患者の自己負担軽減などを背景に販売数量を伸ばし、売上拡大に直結しました。
これにより、4〜12月期の売上収益は前年同期比19%増の3477億円となり、利益成長の“土台”となるトップラインがしっかり伸びた点は投資家にとって安心材料です。単なるコスト削減ではなく、売上成長を伴った収益回復局面に入ったことを示しています。

利益の伸びは「コスト圧縮」と「アジア事業譲渡益」が寄与

営業利益は前年同期比8.3倍の1097億円と急拡大しました。販管費の削減に加え、研究開発費の圧縮が利益率改善に寄与した格好です。
さらに、7〜9月期に計上したアジア事業の譲渡益490億円も最終利益を押し上げました。住友ファーマは従来、構造改革を進めてきましたが、今回の決算では「資産の整理(譲渡益)」と「北米成長(主力薬の数量増)」が同時に表面化し、収益構造が変わり始めたことを印象付けました。

通期予想は据え置きも、進捗はすでに上回る水準

一方で、2026年3月期の通期業績予想は据え置かれました。会社計画では、売上収益は前期比8%増の4290億円、純利益は3.9倍の920億円を見込んでいます。
注目点は、4〜12月期の純利益がすでに通期計画を上回っていることです。通常であれば上方修正期待が高まる局面ですが、会社側は抗がん剤開発の進展に伴い1〜3月期に研究開発費の増加が見込まれること、為替など不確定要素が残ることを理由に、予想修正を見送っています。

投資家の視点:収益基盤の再構築とパイプライン投資の両立が焦点に

今回の決算は、北米の主力薬が成長エンジンとして機能し始めたことを示す内容でした。加えて、コスト構造の見直しや事業譲渡による資本効率改善も進んでおり、財務面の立て直しが一定の成果を上げた形です。

今後は、好調な北米事業の持続性に加え、研究開発投資の再拡大局面で利益水準をどう維持するかが焦点となります。市場では、期末にかけて業績上振れ余地がどの程度顕在化するかが、株価の次の材料として意識されそうです。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

STOCK EXPRESS車掌 SHUN

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【Dear Overseas Investors: Summary in English】

Sumitomo Pharma Posts Sharp Profit Surge as North America Drives Earnings; Full-Year Guidance Maintained

Sumitomo Pharma reported a strong earnings rebound for April–December 2025, with net profit jumping fivefold to ¥107.6 billion under IFRS, supported by robust sales growth in North America. Revenue rose 19% year on year to ¥347.7 billion, while operating profit surged to ¥109.7 billion, helped by tighter SG&A and reduced R&D spending.

The company’s prostate cancer drug Orgovyx and overactive bladder treatment Gemtesa saw higher sales volumes, partly due to improved patient affordability, reinforcing North America as the key growth engine.

Despite the strong nine-month performance—already exceeding the full-year profit forecast—Sumitomo Pharma kept its FY2026 (ending March 2026) outlook unchanged, citing expected R&D cost increases in the January–March quarter and uncertainties including foreign exchange. The firm continues to project full-year revenue of ¥429.0 billion and net profit of ¥92.0 billion.

Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.

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渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

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