【ブリヂストン 決算発表】純利益3272億円で市場予想上回る!増配・1500億円自社株買いで株主還元強化

【ブリヂストン 決算発表】純利益3272億円で市場予想上回る!増配・1500億円自社株買いで株主還元強化 株式劇場

2025年12月期は増益転換、市場予想を大幅に上回る着地

日本の大手タイヤメーカー 株式会社ブリヂストン(5108 /東証P)が2月16日後場(14:30)に発表した2025年12月期の連結決算(IFRS)は、親会社の所有者に帰属する当期利益が前期比14.8%増3272億円となり、従来予想および市場コンセンサスを大きく上回りました。これまで減益見通しとしていた業績は一転して増益で着地し、収益体質の底堅さを改めて示す形となりました。

売上収益は4兆4294億円と前期並みを維持。営業利益は事業再編・再構築関連費用の計上や前期の固定資産売却益の反動により減益となったものの、価格・MIX改善やコスト削減効果が寄与し、最終利益段階では力強い回復を実現しました。

特に10~12月期(第4四半期)の最終利益は前年同期比3.8倍の1237億円に急拡大し、売上営業利益率も5.7%から7.5%へ改善。下期の収益回復が鮮明となりました。

2026年12月期も増益見通し、3400億円を計画

2026年12月期の業績予想については、売上収益4兆5000億円、最終利益3400億円(前期比3.9%増)を見込み、2期連続の増益を計画しています。

原材料高や為替の影響、米国関税リスクなど外部環境の不透明要因は残るものの、価格政策の継続、グローバルでのコストダウン活動、事業再編効果の発現などにより、収益基盤の強化を図る方針です。

世界2大タイヤメーカーの一角として、プレミアムタイヤ戦略や高付加価値製品へのシフトを推進しており、事業ポートフォリオの高度化が利益創出力の向上につながっています。

実質8.7%増配、1500億円の自社株買いも決議

株主還元も大きな注目点です。2026年12月期の年間配当125円(株式分割考慮後ベース)を予定しており、実質8.7%の増配となります。

さらに、発行済株式の4.7%にあたる6000万株、総額1500億円を上限とする自社株買いを決議しました。取得期間は2月17日から8月31日までで、取得株式は9月18日に消却予定です。資本効率の向上と1株当たり価値の最大化を明確に打ち出した格好です。
積極的な還元姿勢はROE重視の経営方針を裏付けるものであり、中長期投資家からの評価材料となりそうです。

「好決算でも売られる」市場の反応、今後の焦点は

▼ブリヂストン株価推移(2026年2月16日)

ブリヂストン株価推移(2026年2月16日)

ブリヂストン株価推移(2026年2月16日)

一方で、決算発表のあった14:00直後に株価は急降下。最近、好決算が発表された直後に、なぜか株価が急降下するケースが見受けられますよね。利益確定売りでしょうか。好決算を受けた材料出尽くし感や、来期利益予想が市場平均をやや下回ったことが背景とみられます。

もっとも、実績ベースでは市場予想を大幅に上回り、増配と自社株買いを同時発表した点は評価に値します。今後は、グローバル需要動向、原材料価格の推移、為替環境、そして事業再編効果の具体的な顕在化が株価の再評価材料となるでしょう。

投資家にとってのポイント

ブリヂストンは、構造改革を通じて収益基盤を強化しつつ、株主還元を積極化するフェーズに入りつつあります。2026年12月期も増益を見込む中、プレミアム戦略の進展と資本効率改善が持続的な企業価値向上につながるかが焦点です。
短期的な株価変動に左右されず、中期的な収益力の改善と資本政策の一貫性を見極める局面にあると言えそうです。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

STOCK EXPRESS車掌 SHUN

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【Dear Overseas Investors: Summary in English】

Bridgestone Posts 14.8% Profit Growth, Announces Share Buyback and Higher Dividend

Bridgestone reported a strong set of results for the fiscal year ended December 2025, with net profit rising 14.8% year-on-year to ¥327.3 billion, beating both its own earlier guidance and market expectations. Revenue was broadly flat at ¥4.43 trillion, while profitability improved in the fourth quarter, where net income surged 3.8 times from a year earlier and margins expanded.

For fiscal 2026, the company forecasts further growth, guiding for net profit of ¥340 billion, up 3.9% year-on-year, and revenue of ¥4.5 trillion. Management expects pricing improvements, cost reductions and portfolio restructuring to offset raw material and currency headwinds.

Bridgestone also strengthened shareholder returns, announcing a full-year dividend of ¥125 (post stock split basis), representing a meaningful increase, and approving a share buyback of up to ¥150 billion, equivalent to 4.7% of shares outstanding. The repurchased shares are scheduled to be cancelled, underscoring the company’s focus on capital efficiency and shareholder value.

Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.

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渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

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