【パワーエックス 決算発表】売上3倍成長で黒字化射程圏へ!AIインフラ参入で“次の章”へ

【パワーエックス 決算発表】売上3倍成長で黒字化射程圏へ!AIインフラ参入で“次の章”へ 株式劇場

売上3倍、赤字大幅縮小 量産効果が鮮明に

東証グロース上場のパワーエックス(485A)は2月13日大引け後(16:00)、2025年12月期の連結決算を発表しました。売上高は前期比3.1倍193億円と急拡大しました。主力の系統向け大型蓄電システムが好調に推移し、産業・商業用や再生可能エネルギー併設需要も拡大しています。
最終損益は16億円の赤字となりましたが、前期の80億円赤字から大幅に縮小しました。量産効果による原価低減や販管費抑制、不採算事業の整理などが奏功し、収益構造は大きく改善しています。営業損失も大幅に縮小しており、同社が「投資フェーズ」から「回収フェーズ」へ移行しつつあることを印象づける内容となりました。

初の業績予想開示、26年は黒字転換へ

あわせて、上場後初となる2026年12月期の業績予想を公表しました。売上高は前期比ほぼ2倍の380億円を見込み、最終損益は10億~15億円の黒字化を計画しています。すでに今期分として約360億円の受注残を抱えており、業績見通しには一定の裏付けがあります。

全国で拡大する蓄電所需要や、電力需給調整市場の活況が追い風となる中、系統用蓄電池市場は中長期的な成長が見込まれます。同社は岡山県玉野市の自社・提携工場で独自開発した大・中型蓄電システムを量産体制に乗せており、スケールメリットが今後さらに利益率を押し上げる可能性があります。

一方、EV向け急速充電システム事業は、EV普及の想定遅れを背景に戦略を見直す方針を示しました。資源をより成長確度の高い分野へ集中させる姿勢が鮮明です。

AIインフラへ参入、エネルギー×デジタルの融合戦略

今回の決算発表と並び、市場の関心を集めたのがAIインフラ事業への参入です。技術大手との連携を通じ、AIデータセンター向け電力基盤の構築に乗り出します。

AIの進展に伴い、データセンターの電力需要は急増しています。計算能力(ビット)を支えるには、安定かつ大量の電力(ワット)が不可欠です。同社は自社の蓄電技術を活用し、AI社会のエネルギー基盤を担う構想を掲げました。

これは単なる電池メーカーから、エネルギーとデジタルを融合させたインフラ企業への進化を意味します。再生可能エネルギーとAIの双方が拡大する中、その接点に位置するビジネスモデルは中長期的な成長余地を秘めています。

転換点に立つ成長企業

売上急拡大、赤字大幅縮小、黒字化見通しの提示、そしてAIインフラ参入。これらを総合すると、パワーエックスは先行投資段階を脱し、収益化フェーズへと移行する重要な転換点にあるといえます。
蓄電池市場の拡大という構造成長と、AIインフラという新たな戦略軸。市場はこの“二重の成長ストーリー”をどのように評価するのか。今後の受注動向と利益率改善の進捗が、株価の方向性を左右する重要なポイントとなりそうです。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

STOCK EXPRESS車掌 SHUN

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【Dear Overseas Investors: Summary in English】

PowerX Triples Revenue, Targets Profitability in 2026 and Expands into AI Infrastructure

PowerX reported a sharp acceleration in growth for FY2025, with revenue surging 3.1 times year on year to ¥19.3 billion, driven by strong demand for its grid-scale battery storage systems. Net loss narrowed significantly to ¥1.6 billion from ¥8.0 billion a year earlier, reflecting cost reductions from mass production and tighter expense controls.

For FY2026, the company expects revenue to nearly double to ¥38.0 billion and forecast a return to profitability, guiding for net income of ¥1.0–1.5 billion. The outlook is supported by an order backlog of approximately ¥36.0 billion, primarily in large-scale energy storage projects across Japan.

In a strategic shift, PowerX also announced entry into AI infrastructure, aiming to leverage its battery technology to support power supply for data centers. As AI-driven electricity demand rises globally, the company is positioning itself at the intersection of energy storage and digital infrastructure, marking a transition from a pure hardware manufacturer to a broader energy platform player.

Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.

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【STOCK EXPRESS(ストックエクスプレス)】(略称:STOCK.EX)株主視点の経済ニュース考察を発信してまいります!
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渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

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