日本アビオニクス株式会社(東証スタンダード 6946)が1月30日に発表した2026年3月期第3四半期決算が、市場の注目を集めています。売上成長に加え、利益の伸びが際立ち、通期業績予想の上方修正も発表されました。防衛関連需要を背景に、収益構造そのものが一段強化されつつある点が投資家の関心を呼んでいます。以下にて詳しく見ていきましょう!
第3四半期累計、経常利益が前年同期比2倍に急拡大
同社の26年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結経常利益は、前年同期比2.0倍の32.6億円と大幅な増益となりました。単なる増収ではなく、利益がより強く伸びた点が特徴です。
また、10〜12月期(第3四半期単体)でも経常利益は前年同期比2.7倍の13.6億円に拡大し、売上営業利益率も11.3%から19.8%へ急上昇しました。利益率の改善は、同社が高採算案件を取り込み、収益性の高い分野に軸足を移していることを示唆します。
通期予想を上方修正、過去最高益をさらに上乗せ
今回の決算発表と同時に、同社は通期の連結経常利益予想を従来の39億円から48.7億円へと上方修正しました。増益率は前期比79.6%増となり、従来見込みであった「5期連続の過去最高益」予想をさらに上乗せする形です。
下期(10〜3月期)に関しても、会社計画に基づく試算では経常利益が従来予想19.9億円から29.6億円へ増額され、前年同期比でも84.1%増となる見通しです。期後半に向けても勢いが続く構図となっており、投資家心理を押し上げる材料となりました。
成長エンジンは「情報システム事業」 防衛関連の受注が拡大
業績拡大の背景として注目されるのが、情報システム事業の伸長です。会社側の説明では、防衛予算が高水準で推移していることが追い風となり、防衛関連のシステム製品が受注を押し上げたとみられます。
特に投資家目線で重要なのは、この成長が「一時的な景気循環」ではなく、政策・地政学環境を背景とした中長期的な需要増に支えられている点です。防衛分野は契約単価が高く、案件の継続性も期待されやすい領域であり、同社にとっては利益率の改善に直結しやすいビジネスモデルといえます。
生産計画の前倒しが示す“需要の確度”
通期予想の上方修正の理由として、会社は「生産計画の前倒し」を挙げています。これは、目先の受注状況だけでなく、今後も一定水準以上の需要が続くとの見立てがなければ取りにくい判断です。
投資家にとっては、この前倒しが単なる短期対応ではなく、「需要の確度が高い」ことを示すサインとして映ります。防衛関連は納期・仕様が厳格なケースも多く、供給能力の確保は競争力そのものに直結します。生産前倒しは、同社の収益機会を逃さない姿勢の表れとも受け止められます。
投資家が注目すべきポイント:成長の“質”と利益率
今回の決算で特筆すべきは、売上の増加以上に利益が伸びている点です。利益率が上がる局面では、売上が一定でも利益が膨らみやすく、株式市場では「成長の質」が高い企業として評価されやすくなります。
日本アビオニクスはこれまで堅実な企業という印象も強い一方、今回のように防衛需要を背景に利益成長が加速する局面では、市場の見方が変わる可能性があります。過去最高益更新が継続するなら、株価の評価軸も「安定」から「成長」へシフトしていくことが考えられます。
防衛需要が追い風、成長ステージ入りの可能性
日本アビオニクスは、第3四半期累計で経常利益を2倍に伸ばし、通期見通しも大幅に上方修正しました。防衛関連を中心とする情報システム事業が成長の核となり、利益率の改善が鮮明になっています。
今回の動きは単なる好決算にとどまらず、防衛需要という構造的追い風のもとで、同社が新たな成長ステージに入った可能性を示しています。今後は、受注残の積み上がりや利益率の持続性が、株価の次の焦点となりそうです。
なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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【Dear Overseas Investors: Summary in English】
Japan Avionics Raises Full-Year Profit Outlook on Strong Defense-Related Demand
Japan Avionics Co. (6946.T) said it has raised its full-year earnings forecast after posting sharply higher profits in the April–December period, supported by robust demand for defense-related systems.
The company reported that consolidated recurring profit for the first nine months of FY2026 rose to JPY 3.26 billion, roughly doubling from a year earlier. Profitability also improved in the October–December quarter, with margins rising on stronger high-value orders.
Reflecting the solid performance, Japan Avionics upgraded its FY2026 recurring profit guidance to JPY 4.87 billion from JPY 3.90 billion, implying a near 80% increase from the previous year. The company expects the momentum to continue into the second half as it brings forward production plans to meet demand.
Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.





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