三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は11月14日 大引け後(16:15)、2025年度中間決算(2025年4月〜9月期)を発表し、連結純利益が前年同期比2.8%増の1兆2,929億円となったと公表しました。中間期として3期連続で過去最高益を更新しており、通期(2026年3月期)の純利益予想を従来の2兆円から2兆1,000億円へ上方修正しました。これは前期比13%増となり、3期連続での過去最高益更新を見込みます。私自身も同社の株主として注目しておりましたが、増配の発表もあり、実に嬉しい週末を迎えられました。決算の内容について、以下にて詳しく見ていきましょう!
顧客部門・モルガン・スタンレーが業績を牽引
資料によると、業務純益は前年同期比4.6%増の1兆2,870億円となり、顧客部門を中心とした営業純益の拡大が続いています。円金利上昇の恩恵に加え、持分法適用会社である米モルガン・スタンレーの利益貢献が想定を上回り、全体の利益を押し上げました。
また、為替の影響(+約200億円)や債券ポートフォリオの組み替え効果もあり、安定した収益基盤が継続しています。
株主還元を強化 配当引き上げと過去最大の自社株買い
MUFGは株主還元方針を強化しており、年間配当予想を1株当たり74円(従来比+4円、前期比+10円)へ引き上げることを発表しました。また、総額5,000億円(上限)にのぼる自社株買いを実施する予定で、うち2,500億円は下期に新たに追加されます。これは過去最大規模となり、総還元性向は64%に達する見通しです。
▼三菱UFJフィナンシャル・グループ配当金推移(2020年〜2025年)

三菱UFJフィナンシャル・グループ配当金推移(2020年〜2025年)
中期目標:ROE12%へ 政策保有株式に頼らぬ成長へ
亀澤宏規社長は、今後の成長戦略として「政策保有株式の売却益に依存せず、ROE(自己資本利益率)12%程度を中長期で達成する」と述べています。
成長の柱として、①資産運用立国の実現、②アジア・米州での拡大、③デジタル・GX(グリーントランスフォーメーション)領域への投資を掲げ、オーガニックな収益拡大と新事業投資の両輪で企業価値向上を目指す方針です。
AI活用とサステナブルファイナンスを推進
MUFGは生成AIや機械学習を含むAI戦略を積極的に推進しており、OpenAI社との戦略的コラボレーションを開始しました。行員約3.5万人へのChatGPT Enterprise導入を進め、顧客対応やリスク管理業務へのAI実装を進めています。
さらに、サステナブルファイナンス累計実績は2019年度以降で約48兆円に達し、2030年度までに100兆円達成を目指しています。
日本銀行の利上げ見通しも注視
金利環境について亀澤社長は、「個人的にも12月か来年1月に日銀が利上げを実施すると見ている」と述べた上で、「適時適切な利上げが重要」との見解を示しました。金利上昇はMUFGの資金利益を押し上げる一方で、市場金利の変動には引き続き注視が必要です。
収益力と株主還元で“グローバルトップティア”へ
MUFGは設立20周年を迎え、グループとしての稼ぐ力を着実に高めています。通期純利益は初の2兆円超えを見込む中、堅実な国内外の貸出伸長、アジア戦略の深化、AI・サステナビリティ投資を通じて、「グローバルトップティアに並ぶ企業価値」の実現を目指す姿勢を鮮明にしています。
本日の増配発表をもって、私の今年の目標年間配当金を達成できました!増配してくれる企業のパワーをあらためて実感。私は日々、様々な株を買い増して持株を増やしていますが、そうした株数の増加に加えて、このように連続増配してくれる企業があると大きな追い風となってくれます。
なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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