鹿児島での一言が波紋
2025年8月25日、鹿児島県霧島市で小泉進次郎農水大臣が発した一言が、自民党内に大きな衝撃を走らせました。米増産への対応に全力を尽くすと強調したうえで、総裁選の前倒し論に「国民が最も求めているのは政策課題の解決だ」と述べ、石破茂総理の続投を事実上支持したのです。
鹿児島とえば、8月27日の記事でもお伝えしたように、党幹事長である森山 裕氏の地元。その場には森山裕幹事長も同席しました。表向きの発言は控えましたが、小泉進次郎氏の隣に立つことで「石破続投支持」の意思を暗黙に示したと受け止められています。これにより「石破―小泉―森山」の三角連合が鮮明になり、自民党内の主流派と反主流派の対立は一層激化する様相です。
背後に父・純一郎の影
この日の前夜(8月24日)には小泉純一郎元首相が石破総理と会談していたとされます。郵政選挙を仕掛けた往年の手腕を振り返りつつ、「総裁選前倒しが決まれば即時解散で対抗すべき」と助言したと見られます。翌日の進次郎発言は、父の影響を色濃く反映したものだったと分析できます。
幹事長ポストと「森山プラン」
当面の焦点は、石破総理続投が決まった後の党幹事長ポスト。小泉氏を幹事長に据えることで旧安倍派・麻生派を排除し、政権基盤を固める狙いが浮かび上がります。森山幹事長が退任したとしても「幹事長代行」の形で残り、小泉氏を影から支える密約があるとの推測もできそうです。
こうして石破総理が残り任期を全うし、2年後(2027年)に小泉進次郎氏が満を持して総裁選に出馬。ついに小泉進次郎総理大臣が誕生!?円滑にバトンタッチすることで「進次郎政権」への移行を実現する――これが森山氏が描く壮大な「森山プラン」だとも想像できます。
※日本の内閣総理大臣にはアメリカ大統領のように「○年」という明確な任期はありませんが、自民党では党総裁の任期(通常3年)が総理大臣の在任期間に直結するケースが一般的。そのため、昨年2024年に総裁に就任した石破総理は通常2027年までが想定されます。

以前から総理候補として注目されてきた小泉氏。2年後、46歳になり、小泉氏の髪が少し白髪混じりになった頃、満を持して総理になるのでしょうか。
旧主流派の焦り
一方、旧安倍・麻生派を中心とする反主流派にとって、石破続投と小泉台頭は脅威そのもの。世論調査で人気上位を争う高市早苗氏を担ぎ出すのか、小林鷹之氏ら若手を推すのか、一本化できるかどうかが今後の焦点となるでしょう。
しかし、もし総裁選の前倒し論が頓挫すれば、石破続投が既成事実化し、森山プランの実現性が一気に高まります。麻生派は手詰まりに陥り、キングメーカーの座を森山氏に奪われる可能性があるかもしれません。
2027年に「小泉劇場」再演か!?
「石破―小泉」体制への移行が現実味を帯びてきた今日この頃。もし2年後に小泉が総理大臣となれば、父・純一郎以来の「小泉劇場」が再演されることになります。
まあ、石破総理は選挙で3連敗しているわけですから、本来は民意を反映してここで総理交代すべ気ではないか、と私は思ったりしますが、今の自民党の動きを見ていると、石破総理続投で2年後まで持ち堪える可能性も否めませんよね。自民党内の抗争は激しさを増していますが、その先に見えるのは「小泉進次郎首相誕生」という現実味を帯びたシナリオなのかもしれません。
一方、石破総理続投が難しくなる可能性もあります。なにしろ、選挙で3連敗しているわけですから、自民党内でも総裁選前倒しに賛成する方は多いでしょう。半数を越えれば、総裁選前倒しで石破総理退陣になる可能性も。そうなった場合、小泉進次郎氏が総裁選に出馬することも想定されます。そうなると、2年後を待たずして小泉総理誕生シーンを見られるかもしれませんね。実に楽しみです。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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