先週の週末、私はヒヤヒヤしながら過ごしました(汗。
そう、衆議院議員総選挙ですw
私の予想では「与党が過半数割れはするものの、5議席くらいの不足だろう」と思っていたのです。
「いくら世論の逆風が吹いている自民党といえども、それなりに成果は出すであろう」と。
そこで、先週の金曜日には、保有株を売ってリスクヘッジするどころか、株を買い増ししたんですよね。先週1週間で日経平均は1,000円くらい下落していましたが、私は「それは与党の苦戦を織り込んだものだ」と思っていたので、「5議席くらいの不足であれば、無所属議員を足して、結果的に過半数議席を達成して、月曜(10月28日)には安心感から株価は回復するだろう」と。
そして、日曜日(10月27日)、私は午前中に近所の渋谷文化センター大和田で投票を終えて、サブウェイでサンドイッチを買い、余裕をかまして夜8時を迎えたのです。
最近の選挙では、なぜか開票時間と同時に結果の大勢が発表になります。「さて、どうなるか?」と思いながら、私がテレビ東京の選挙特番を見ていると、意外にも「自民 184・公明 25」予想の数字が… 飛び込んできた見出しは「与党 過半数割れの可能性」。
私の、そして、おそらく世間の多くの方々の予想以上に、与党が苦戦しており、まさかの「大幅な過半数割れ」の自体が目前に迫ってきました。
私はテレ東以外の局も見て回りましたが、どの局でも与党の苦戦が報じられています。結局、てっぺん回るまで特番を見ておりましたが、ほぼほぼ8時の開票開始時と同じくらいの数字。私の脳裏をよぎったのは、翌朝 10月28日(月曜日)が「令和のブラックマンデー」になること…
そして迎えた月曜日の朝。早起きして、午前6時ころにPTSの状況をチェックしてみると、日経平均は確かに下落していました。-500円くらいだったと思います。「このまま9時を迎え、さらに暴落するのだろうな」と思い、二度寝。目覚めてプロテインを飲み、9時を迎えました。寄りこそ株価下落で始まったものの、すぐに右肩上がりの上昇を始めました。私の懸念は払拭され、意外にも株価が上昇へと転じたのです。
もちろん嬉しい予想外な展開だったのですが、私の頭の中には「衆院選で与党過半数割れにも関わらず、なぜ株価が上昇しているのか???」という疑問でいっぱいにw
確かに、政局が不安定化したことは、株価にとってはマイナスな出来事です。しかし、一歩進んで考えてみると、与党が衆院選で過半数割れしたことにより、野党の協力を得なければ、予算案や法案を通せない状態になります。金利引き上げもしにくい状態。これにより、石破政権は金融緩和の方向で進めるしかない可能性が高まった、とも言える状態に。
もともと石破総理は金利を上げていくこと(金融引き締め)を志向していましたから(総理就任後に柔軟な姿勢に変わってはいましたが)、この方向に逆風が吹いた、と。これにより、金融緩和がまだまだ続いていくことが想定され、株価は上げ始めたとも言えるのではないでしょうか?
もちろん、私が当初思っていたように、先週の株価下落が与党の過半数割れを織り込んだものであって、そのイベント(選挙)を通過して、リスクヘッジで一時的に引き上げられていた資金が市場に戻ってきた、という要素もあると思いますが。
その後、火曜(10月29日)も日経平均株価は上昇。今週は1,000円近く上昇。結果的に、先週下落した1,000円分をそのまま取り戻したカタチに。株主としては嬉しい限りです。
案の定、為替(ドル円)は円安方向へと進み始めました。株高&円安へと。
今後も、しばらくは株高&円安で推移すると思われます。
ただ、来月、特別国会で行われる「首相指名選挙」がやってきます。
ここで石破総理が勝利すれば、そのまま株高傾向で進む可能性が高いと思いますが、ここで、自民党の石破総理が破れて立憲民主党の野田氏が総理になるような展開になれば、話が変わってきます。その時、本当の大暴落の可能性が出てくるかも。その日が月曜ならブラックマンデーですw 造船太郎氏が日産株をすべて利確したのは、それを見越しての戦略なのかもしれません。造船氏は自身のX(Twitter)で「一旦利確」という言い方をしています。それは、株価が上昇している今一旦引き上げて、やがてやってくる暴落の瞬間に再度お得に買い戻すことまで構想しているのかもしれません。
それから、首相指名選挙の前に、もっとビッグイベントもあります。そう、アメリカ大統領選挙。これも日本の株価に大きな影響を与えるイベントなので、注視していきたいところです。「トランプが勝利すると日本の株価が上がるのか?」については、まだ明確な答えを持てずにおりますが…
株価は政治や世界情勢と密接な関連を持って動きていきますが、今の世の中は複雑系。想定外の動きをすることも多々ありますが(今回の衆院選のように)、だからこそ面白いのかもしれませんね。
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