世界のエネルギー産業を根本から変える可能性を秘めた「全固体電池」が、投資家の注目を集めています。従来のリチウムイオン電池を凌駕する安全性・高容量・長寿命といった特性により、スマートフォンや電気自動車(EV)、さらには再生可能エネルギー分野まで幅広い応用が見込まれます。

市場規模は2022年時点でわずか60億円程度に過ぎなかったのですが、2040年には3兆8,605億円、さらに2045年には8兆円規模へと急拡大するとの予測もある。開発途上の技術ゆえに量産化やコスト面に課題は残るものの、その成長ポテンシャルは“ポスト・リチウムイオン”の最有力候補といえるでしょう。
技術優位性と市場インパクト
全固体電池の最大の強みは「安全性」と「高エネルギー密度」。可燃性の液体を使わないため発火リスクが低く、衝撃や液漏れにも強い。また、蓄電容量は現行の2〜3倍に達し、EVであれば1回の充電で1000km超の航続距離も現実味を帯びてくる。充電時間の短縮や極端な温度環境での安定性といったメリットもあり、EV普及のカギを握る存在として期待されています。
こうした背景から、自動車メーカーや電子部品大手がこぞって開発競争に参入しており、技術提携や資本参加の動きも相次いでいます。投資家にとっては、成長余地の大きい「次世代電池セクター」への早期参入がリターン獲得の鍵となるでしょう。
注目すべき関連銘柄
数ある関連企業の中でも、特に成長可能性が高いと思われる日本企業の銘柄をピックアップしてみました。

マクセル株式会社 (Maxell)
マクセルって以前は乾電池、ビデオテープ、 CD、DVD 等でで有名だった会社というイメージをお持ちの方が多いと思います。私もよく使っていました。しかし、近年では事業ポートフォリオを組み換えていて、その柱の1つが全固体電池の量産化なのです。
世界初となる産業機械向け角型全固体電池の量産を開始。高温耐性と高信頼性が評価され、工場設備や医療機器などニッチ市場で実績を積み上げ、EVやスマホ市場へのステップアップを狙う。
マクセル社の株価を見てみましょう。
▼マクセル株式会社の株価推移(2014年~2025年8月19日)

マクセル株式会社の株価推移(2014年~2025年8月19日)
2020年夏を底に その後、右肩上がりで上昇基調ですね。ただ、2020年以前にさらに高かったことを考えると、まだまだ伸びる余地があるように感じます。全固体電池の将来性も期待できますしね。
株式会社オハラ(日本)
独自のガラスセラミックス電解質「ライジック」を開発。既存のリチウムイオン電池の寿命を4倍に延ばす添加剤として早期収益化が可能。トヨタとの特許実績もあり、既存市場から全固体電池市場へ橋渡しできる強みを持つ。
投資家への示唆
全固体電池は、まだ開発途上ながらも社会や産業を大きく変革する可能性を秘めています。安全性・効率性・環境対応力を兼ね備えた“夢の電池”は、私たちの生活をより持続可能で便利なものへと変えていくでしょう。
そして、我々投資家にとって、この技術の担い手となる企業への投資は、「テンバガー」を狙う利益追求を超えて、「未来を形づくる物語」への参加とも言えるのかもしれません。「未来のインフラを先取りする」という醍醐味も感じられます。
全固体電池は依然として開発段階にあるため、短期的にはボラティリティの高いテーマ株となりやすいでしょう。しかし、中長期的には市場拡大のトレンドが明確であり、関連銘柄は「次世代エネルギー革命の恩恵を受ける成長株」として投資妙味があると思われます。
特に、①独自技術の確立度合い、②有力パートナーとの提携状況、③量産化に向けた進捗度、の3点を評価軸に据えることで、将来の勝ち組銘柄を見極めやすくなるでしょう。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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