本日2025年9月22日、旧村上ファンド系の投資会社が、老舗の大手百貨店 高島屋株を大量保有したとの報道を受け、株価は急騰しました。市場では短期的な株価上昇を歓迎する一方で、今後の経営への関与やTOB(株式公開買い付け)といった動きに対する期待と警戒が入り混じっています。
村上世彰氏の長女らが取得
関東財務局に提出された大量保有報告書によると、アクティビスト(物言う株主)として知られる村上世彰氏の長女・野村絢氏が、高島屋の株式および転換社債を合わせて5.24%を取得しました。これに加え、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が0.08%を保有しており、合計で5.32%となります。取得額は約205億円に上ると見られます。
保有目的については「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」と記載されており、経営への積極的な関与の可能性が示唆されています。
株価への即時反応
この報道を受け、市場では高島屋株が急騰しました。一時は1,657.5円を付け、終値は1,644.5円と前日比124.5円高(+8.19%)で取引を終えました。投資家の間では株価上昇を歓迎する声がある一方、今後の動向についてさまざまな思惑が広がっています。
▼高島屋 株価推移(2025年9月22日)

高島屋 株価推移(2025年9月22日)
さらに、4月から振り返ってみましょう。
▼高島屋 株価推移(2025年4月〜9月22日)

高島屋 株価推移(2025年4月〜9月22日)
背景に割安感か
高島屋の時価総額は同業の伊勢丹三越や大丸松坂屋と比較して低く評価されてきました。ブランド力や店舗網が充実しているにもかかわらず、株価が割安と見なされてきた点が、今回の取得につながった可能性があります。なにしろ、PBRは1倍割れが続いており、資産を切り崩せば株主還元できる状態でしたので、狙われやすい状態であったと言えるでしょう。
今後の注目点
アクティビスト投資家が関与することで、経営効率化や資本政策の見直しなどが議論される可能性があります。場合によってはTOB(株式公開買い付け)などの展開も視野に入ると考える市場関係者もおり、今後の動向が注目されます。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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