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【米金融市場】生保運用資産への懸念が拡大 ― サブプライム再燃の兆しも

米国金融市場が再び不安定な局面を迎えています。地銀による融資不正の発覚や自動車関連企業の破綻やをきっかけに、信用リスクへの警戒が急速に高まっています。こうした中で、市場が新たに注視しているのが米国生命保険会社の運用資産です。リーマン・ショック前夜の格付け水準との類似性も懸念されており、「過去の教訓」から得た知恵を思い出す局面でしょう。
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米サブプライム自動車ローン大手が破産申請!2008年の住宅サブプライム危機との類似点は・・・

アメリカで自動車ディーラー向け融資を手がけるプライマレンド・キャピタル・パートナーズ(Primarend Capital Partners)は10月22日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請しました。サブプライム(信用力の低い個人)層を主な顧客とする自動車販売店に融資を行っており、低所得層向け金融の一角で信用不安が再び意識されています。サブプライムと言えば、思い出されるのが、リーマンショックのきっかけとなった2008年の事例。2007〜2008年の米国では、住宅ローン市場におけるサブプライム貸出が膨張し、その後、信用不安から世界的な金融危機へと発展しました。この記事にて、その時との類似点や相違点について分析してみます。