株主の皆さま、おはようございます!
8月19日の記事で「全固体電池」が拓く未来と投資機会についてお話ししました。そこでは、マクセルを中心に全固体電池そのもののメーカーについて取り上げましたけれども、本日は 関連した素材メーカーについてお話しします。“隠れ本命”とも言うべき企業で、私はダークホース的な存在として注目しております。
表向きは「ガラス会社」、実態は次世代電池のキーマン
岡本硝子株式会社(おかもとがらす)。社名だけを聞けば、一般的なガラス製品メーカーを想像する投資家も少なくないでしょう。
しかし同社が手掛けるのは、単なるガラスではない。高耐熱性・高絶縁性を誇る特殊ガラスであり、これが今、次世代電池の本命とされる「全固体電池」における中核部材の1つとして注目を集めているのです。
全固体電池は、従来のリチウムイオン電池に比べて高エネルギー密度・高安全性を実現できる次世代技術。その内部は高温環境や強い化学反応に晒されるため、電池の安定稼働支える“縁の下の力持ち”として、岡本硝子のガラスが欠かせない存在となる可能性が高いです。
世界的EVシフトと国策の追い風
世界的にEV(電気自動車)シフトが進む中で、全固体電池は2030年前後に量産・実用化フェーズへと入ると予測されています。特に日本政府も全固体電池の研究開発・量産化を国策として後押ししており、トヨタをはじめとした大手メーカーが技術開発を加速させています。
この流れは、岡本硝子にとって「国策×EV需要」という二重の追い風と言えるでしょう。もし大手電池メーカーや自動車メーカーから正式採用の発表があれば、業績に与えるインパクトは絶大となる可能性が高いです。
他事業も手堅く展開
岡本硝子は全固体電池向け特殊ガラスのほか、車載HUD(ヘッドアップディスプレイ)用ガラスや光学部品なども手掛けており、自動車関連の高付加価値分野で存在感を示しています。
ただし、成長ドライバーとして最も注目すべきはやはり全固体電池領域であり、投資家目線では“将来の柱”と捉えるのが自然でしょうね。
株価妙味と投資スタンス
現状の株価は191円(8月29日終値)と低位株水準。少額資金でもまとまった株数を保有できる点が個人投資家にとって魅力でしょう。低位株特有の値動きの軽さから、ポジティブ材料が出れば株価変動は派手になる可能性が高いです。
一方で、ボラティリティ(価格変動リスク)も大きいため、短期的な値動きに翻弄されない投資スタンスが求められます。
▼岡本硝子の直近1年間の株価推移(2024年7月〜2025年8月29日)

岡本硝子の直近1年間の株価推移(2024年7月〜2025年8月29日)
昨年末に株価が一気に上昇した後、今は落ち着いていますが、上昇傾向にあります。
ちなみに、昨年末に株価が急騰した要因は、世界的なデータセンター建設の加速化によるガラス偏光子の受注拡大への対応として、同社が生産ラインを増設し生産能力を倍増すると発表したことが収益拡大を期待感を呼び買い材料視されたことにあります。一時は315円まで上昇し、年初来高値を更新していました。
今はまだ全固体電池が「量産初期段階」にあるため、同社株を仕込むなら“将来の成長を見越した種まき投資”の色合いが強い。2030年をにらんだ長期的な視野を持つ投資家にとっては、面白い選択肢となり得るかもしれません。なお、この企業は現状では配当金はのぞめないため、投資するとすれば、株価上昇に伴うキャピタルゲイン狙い向けでしょうね。
まとめ
岡本硝子は、表向きは“ガラスメーカー”ですが、その実態は次世代電池市場を裏側から支える技術企業だ。
EVシフト加速と国策支援の波を受け、全固体電池関連の有望銘柄として市場で注目度を高めていく可能性があります。低位株ゆえの妙味を備えつつ、長期成長ストーリーを描ける点は、投資家として注目していきたいと思います。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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