第2四半期経常益を19倍上方修正、過去最高更新へ
非鉄金属及び伸銅品の販売、銅合金・アルミ合金などの製造販売などを手掛ける「株式会社MERF(東証スタンダード上場 3168)」は2月13日大引け後(15:30)、2026年8月期第2四半期累計(2025年9月~2026年2月)の業績予想および配当予想の修正を発表しました。上期の連結経常損益は従来予想の1.3億円の黒字から24.3億円の黒字へと大幅に引き上げられ、前年同期の2.2億円の赤字から一転、15期ぶりの上期過去最高益を更新する見通しとなりました。
修正幅は実に約19倍。営業利益や純利益も大幅に改善しており、市場では「異次元の上方修正」との受け止めが広がっています。発表後、株価は急騰し、投資家の関心を一気に集める展開となりました。
通期も6倍超へ上方修正、黒字幅大幅拡大
上期の好調を受け、通期の連結経常損益も従来予想の4億円の黒字から26億円の黒字へと6.4倍に上方修正されました。前期は2.2億円の赤字でしたが、今期は一転して大幅黒字を見込んでいます。こちらも15期ぶりに過去最高益を更新する見通しです。
下期についても高い収益水準が維持される想定で、単なる一時的な上振れではなく、事業構造の改善が利益体質の強化につながっている点が注目されます。
爆発的改善の背景に「選択と集中」と市況追い風
今回の業績急拡大の要因として、会社側は主に3点を挙げています。
第一に、不採算取引の見直しです。採算性の低い案件を整理し、利益率の高い分野へ経営資源を集中させる「選択と集中」を徹底しました。これにより収益構造が大きく改善しました。
第二に、海外子会社の好調です。現地需要を的確に取り込み、想定を上回る業績を確保しました。
第三に、銅相場の高水準です。銅価格が会社想定を上回る水準で推移したことが収益を押し上げました。内部改革と外部環境の追い風が同時に作用した結果といえます。
特に構造改革の効果は継続性が期待できる要素であり、市況依存だけではない点が評価されています。
配当も大幅増額、年間30円へ
業績の大幅改善を受け、配当予想も引き上げられました。上期配当は従来の10円から20円へ増額修正。年間配当は30円となる見通しです。
増額分には設立40周年の記念配当が含まれていますが、業績回復を背景とした株主還元姿勢の強化は明確です。会社は「安定的かつ継続的な利益還元に努める」とコメントしており、今後の配当政策にも注目が集まります。
転換点を迎えたMERF、持続性が焦点に
今回の発表は、MERFが長年の停滞局面から脱却し、新たな成長軌道に乗りつつある可能性を示唆しています。15期ぶりの最高益更新というインパクトは大きく、市場の評価も大きく変わる局面にあります。
もっとも、銅価格など外部要因の影響も無視できません。今後は収益改善が構造的なものとして定着するのか、持続性が問われます。
劇的なV字回復を遂げたMERF。次の焦点は、この高収益体質をどこまで維持・拡大できるかに移りつつあります。投資家は、次の決算で示される進捗を慎重に見極める局面に入ったといえそうです。
なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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【Dear Overseas Investors: Summary in English】
MERF Raises Earnings Forecast Sharply, Targets Record Profit and Boosts Dividend
MERF announced a major upward revision to its earnings outlook for the fiscal year ending August 2026. For the first half (September 2025–February 2026), the company now expects recurring profit of ¥2.43 billion, up nearly 19 times from its previous forecast of ¥0.13 billion and marking the highest first-half profit in 15 years.
The full-year recurring profit forecast was also lifted significantly, from ¥0.4 billion to ¥2.6 billion, compared with a ¥0.22 billion loss in the previous year. The revision reflects improved profitability through the elimination of unprofitable transactions, strong performance at overseas subsidiaries, and higher-than-expected copper prices.
MERF also raised its interim dividend from ¥10 to ¥20 per share, bringing the annual dividend forecast to ¥30, including a commemorative payout for its 40th anniversary. The company stated it aims to deliver stable and continuous shareholder returns, signaling growing confidence in its earnings recovery.
Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.





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