すき家、牛丼を450円へ ― 価格競争の幕開け
株式会社ゼンショーホールディングス(ZENSHO /7550)傘下の「すき家」が、9月4日から主力の牛丼を値下げすることを発表しました。並盛は480円から450円、大盛は680円から650円、特盛は880円から850円とし、11年ぶりの改定となります。値上げラッシュの今の時代に値下げしてくれるとは、生活者としては実に嬉しいことですよね。大手3社(「すき家」「吉野家」「松屋」)で最も低価格帯を打ち出す戦略で、顧客シェアの奪還に動き出しました。

牛丼大手3社(「すき家」「吉野家」「松屋」)の競争 / (C)STOCK EXPRESS
株価は大幅安、短期的には収益懸念が先行

ゼンショーホールディングスの株価推移(2025年8月27日〜29日)
8月28日の東京市場でゼンショーホールディングスの株価は大幅安。収益性の悪化を警戒した投資家の売りが優勢となり、同業の吉野家ホールディングス(9861)や松屋フーズホールディングス(9887)も軒並み下落しました。翌8月29日も続落し、一時511円安まで下げる場面も見られましたが、その後は買い戻しが入り下げ渋る展開となりました。

牛丼大手「すき家」「吉野家」の競争 / STOCK EXPRESS
アナリスト視点:収益性vsシェア拡大
【短期的リスク】
値下げは営業利益率にマイナス影響を与える可能性が高く、直近四半期の決算への下方圧力は避けられないでしょう。市場では「収益悪化が先行し株価の重荷となる」との見方が優勢。
【中期的ポジティブ要因】
一方、他チェーンからの顧客シフトにより、来客数増加が期待されます。特に物価高で消費者のコスト意識が強まる中、低価格戦略は一定の集客効果を持つと見られます。競合の吉野家・松屋が追随すれば、価格競争はさらに加速する可能性があるかもしれません。
【市場評価】
投資家の間では「値下げは一時的な収益圧迫だが、シェア拡大により中長期で業績を押し上げる可能性がある」との両面の評価が出ています。株価は短期的にボラティリティが高まる局面にあり、慎重なスタンスが求められます。

すき家 渋谷桜丘店 / 2025年8月30日. (C) STOCK EXPRESS. 撮影;SHUN
投資家として
当面は「収益圧迫リスク」と「顧客獲得の好機」という両睨みの展開。中長期投資家にとっては、業界再編や価格競争の帰趨を見極める重要な局面となるでしょう。短期筋の投資家にとっては株価変動を利用したトレーディング妙味も大きいかもしれませんが、決算発表前後の変動には注意が必要です。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
株主視点での経済ニュースサイト「STOCK EXPRESS」
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