ヨドコウ、最終利益170億円へ大幅上方修正!2期連続最高益と増配でPTS株価急騰!その要因に迫る

ヨドコウ、最終利益170億円へ大幅上方修正!2期連続最高益と増配で株価急騰 株式劇場

株式会社ヨドコウ(東証プライム 5451)は2月27日大引け後(16:00)、2026年3月期の連結業績予想および配当予想の修正を発表しました。最終利益は従来予想の115億円から170億円へと47.8%引き上げられ、前期比25.9%増と2期連続で過去最高益を更新する見通しとなりました。そして、業績上振れを受け、年間配当予想を従来の60円から89円へと29円の大幅増額修正。発表を受け、株価は時間外取引(PTS)で急騰し、市場の注目を集めています。

最終利益170億円へ 下期は倍増ペースに

今回の修正で特にインパクトが大きかったのは、最終利益の大幅な上振れです。通期170億円は従来予想比で約55億円の増加となります。

下期(10~3月期)の最終利益も109億円と、従来予想の54.5億円から2倍に引き上げられ、前年同期比42.2%増益の計算になります。数字上は非常に力強い内容です。

ただし、売上高や営業利益の予想は据え置かれており、本業の収益力が急拡大したというよりは、会計上の要因が利益を押し上げた側面が大きい点には注意が必要です。

利益押し上げの背景は「税効果」と株式譲渡

利益増額の主因は、中国子会社の株式売却に伴う税務処理です。税務上の損金算入により、法人税等調整額として約37億円を計上する見込みです。これは将来の税負担軽減を前倒しで反映する会計処理であり、いわば一過性の利益押し上げ要因です。

さらに、持ち分法適用関連会社である株式会社佐渡島の全株式を譲渡することも発表されました。3月18日に株式譲渡を予定しており、2026年3月期決算で約15億円の売却益を計上する見込みです。
これらの特別要因が最終利益を大きく押し上げています。

年間配当を60円→89円へ大幅増額

業績上振れを受け、年間配当予想も従来の60円から89円へと29円の大幅増額修正が行われました。株主還元姿勢を強く打ち出した形です。

ヨドコウは連結配当性向75%以上を掲げており、今回の増配はその方針に沿ったものです。業績の上振れ分を速やかに株主へ還元する姿勢が評価され、株価は時間外取引で約20%上昇する場面もありました。

来期にも売却益計上見込み

今回の中国子会社売却は段階的に進められており、2027年3月期にも関係会社株式売却益として約20億円の計上が見込まれています。短期的には利益押し上げ材料が続く構図です。

投資家として注視すべきポイント

今回の業績上方修正はインパクトの大きい内容ですが、利益増加の大部分は一時的な会計要因によるものです。本業の成長力が急拡大したわけではない点をどう評価するかが、投資判断の分かれ目となります。

一方で、配当性向75%以上という明確な株主還元方針を実行している点はポジティブ材料です。高配当銘柄としての魅力は一段と高まりました。

短期的には増配と特別利益が株価を支える可能性がありますが、中長期的には本業の収益力回復と持続的成長が焦点となります。今回の急騰を機に、企業価値の本質を見極める局面に入ったと言えそうです。

ヨドコウの発表が金曜の大引け後だったこともあり、週明け月曜日の株価の動向が楽しみです。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

STOCK EXPRESS車掌 SHUN

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【Dear Overseas Investors: Summary in English】

YODOKO, Ltd Raises Net Profit Forecast by 48%, Boosts Dividend on Asset Sales

YODOKO, Ltd (TSE: 5451) sharply revised its earnings outlook for the fiscal year ending March 2026, lifting its net profit forecast from ¥11.5 billion to ¥17.0 billion, a 47.8% upward revision. The new guidance implies a 25.9% year-on-year increase and marks a second consecutive record-high profit.

However, the earnings upgrade was not driven by stronger core operations. Sales and operating profit forecasts remain unchanged. The increase largely reflects one-off accounting gains, including tax-related adjustments from the planned sale of a Chinese subsidiary and an expected ¥1.5 billion gain from the transfer of shares in an affiliated company.

In line with the higher earnings forecast, YODOKO, Ltd its annual dividend projection from ¥60 to ¥89 per share. The company maintains a payout policy targeting a consolidated payout ratio of 75% or higher, reinforcing its shareholder return commitment.

While the near-term earnings boost is largely non-recurring, investors welcomed the substantial dividend increase and improved capital return profile. Market focus is now shifting to the sustainability of underlying operating performance beyond these one-time gains.

Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.

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渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

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