株式会社東北銀行(証券コード:8349)は11月14日後場(13:00)、2026年3月期第2四半期(2025年4月~9月)の決算を発表しました。連結経常利益は前年同期比70.9%増の16.7億円に拡大。通期計画の26億円に対する進捗率は64.3%に達し、5年平均の56.9%も上回っており、堅調な決算となりました。東北銀行といえば、8月31日の記事(「第4のメガバンク」爆誕!? SBIと東北銀行の提携が示す新たな地銀再編モデル)でもお伝えしたように、注目を集めている銀行。決算内容について、以下にて見ていきましょう!
利益構造の改善が進行
経常収益の増加は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加に加え、役務取引等利益(手数料収入など)の増益によるものです。
また、与信関連費用(貸倒引当金など)が減少したことも利益押し上げに寄与しました。コア業務純益は16億37百万円(前年同期比2億66百万円増)と安定的に推移しており、本業の収益力向上が顕著です。
貸出金は順調に増加、不良債権比率は改善
貸出金残高は約7,161億円と前年同期比で約334億円増加しました。中小企業向けおよび個人向け貸出の伸長が全体をけん引しています。
特に住宅ローン残高は1,010億円を突破し、個人部門での安定成長が続いています。
また、不良債権比率は1.92%(前年同期比▲1.11ポイント)と大きく改善し、資産の健全性がさらに高まりました。
財務の健全性維持、自己資本比率は8.86%
単体自己資本比率は国内基準で8.86%と、前年同期から0.13ポイント上昇しました。
同社は引き続き、リスクアセットの適正管理と収益性の両立を重視しており、安定した財務基盤を維持しています。
「共感・共鳴・共創」をテーマに中期計画を推進
2025年4月にスタートした第2次中期経営計画(2025年度~2027年度)では、「共感・共鳴・共創」をテーマに掲げ、地域経済の活性化や脱炭素支援、一次産業支援などを重点戦略としています。
最終年度には当期純利益20億円、自己資本比率8.5%以上を目標に掲げており、地域と共に持続的成長を目指す姿勢を明確にしています。
今後の展望
東北銀行は、金利上昇局面を追い風に貸出収益を伸ばしつつ、不良債権圧縮と費用効率化に成功し、堅調な中間期業績を記録しました。中期経営計画に基づく戦略投資と地域連携が着実に成果を上げており、今後の持続的な収益成長と株主価値向上が期待されます。
好決算にも関わらず、発表後の株価は下落しておりますが…(汗。株主の期待値がもっと高かったのか、配当金をさらに上げてほしいという要望なのか…最近の株価の動向は不思議な現象も多いですよね。
なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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