【米国株式市場】AI関連株急落!エヌビディア好決算も持続力欠く展開で、日経平均先物も急落

【米国株式市場】AI関連株急落!エヌビディア好決算も持続力欠く展開で、日経平均先物も急落 株式劇場

11月20日の米国株式市場は、主要ハイテク銘柄が朝方の急伸から一転して大幅下落へ転じ、相場は高いボラティリティに包まれました。人工知能(AI)関連株への割高感が意識され、エヌビディアの好決算という支援材料も相場の下支えにはつながりませんでした。11月19日の記事(エヌビディア決算前夜!AIバブルの“審判の日”か)でもお伝えしていたように、決算直前に感じていた懸念はくすぶっており、表面化してきたようですね。
以下に詳しく見ていきましょう。

ナスダックは急反転、日中の変動幅は7カ月ぶり高水準

ナスダック総合指数は、米東部時間午前10時半ごろに前日比2.6%高まで上昇した後、正午ごろにはマイナス圏へと急落し、一時2.3%安まで下落しました。
日中の値幅は4.9ポイントと、相互関税問題で揺れた4月以来の大きさとなりました。
S&P500種指数は1.6%安、ダウ平均は386ドル安の4万5752ドルで取引を終え、いずれも値動きの荒い相場となりました。市場の恐怖指数であるVIXは26.42まで上昇し、4月下旬以来の高水準となっています。

エヌビディアは好決算も急落 AI関連株の割高感が重荷

前日に発表されたエヌビディアの決算は、1株利益を含む主要指標が市場予想を上回り、市場の期待をさらに上回る内容でした。決算説明会では、2025〜26年のデータセンター向け売上高が目標を上振れする可能性も示唆され、ポジティブな評価が広がりました。
しかし、朝方に一時5%高をつけたエヌビディア株は引けにかけて下げに転じ、最終的に3%安で終了しました。

▼エヌビディア株価推移(2025年11月19日〜20日)

エヌビディア株価推移(2025年11月19日〜20日)

エヌビディア株価推移(2025年11月19日〜20日)

マイクロソフトやアマゾンなど、AI関連投資を積極化してきた主要テック銘柄も軒並み下落しています。特にサンディスクの急落ぶりが顕著で、前日比マイナス20.25%もの下落となりました。

▼サンディスク株価推移(2025年11月19日〜20日)

サンディスク株価推移(2025年11月19日〜20日)

サンディスク株価推移(2025年11月19日〜20日)

私自身、サンディスクのSSDカード愛用者でもあり、同社の株を保有していたのですが、エヌビディア決算前の懸念がくすぶっていた際、単価270ドルで売却していました。結果的に、その判断は正解だったようです。

投資家の間では、AI投資の収益化への疑念やハイテク株全体の割高感がくすぶっており、エヌビディアの好決算でも強い売り圧力を押し返すことはできませんでした。
著名投資家レイ・ダリオ氏は、「市場はバブル領域にある」としつつも、「まだバブルをはじけさせる要因は確認できない」と述べ、市場の不透明なセンチメントを象徴しました。

雇用統計は強弱まちまち 12月利下げ観測は上昇

取引開始前に発表された9月の米雇用統計では、非農業部門の就業者数が予想を上回った一方、失業率は市場予想に反して4.4%へ悪化しました。
金利先物市場では、12月の利下げ予想が約40%へと上昇し、前日から10ポイント上昇しました。
国債市場では2年債利回りが5bp低下し、労働需給の緩みが意識されました。ただし、FRB関係者からは「利下げはインフレ長期化のリスクを高める」との慎重姿勢も表明されており、金融政策の方向性はなお不透明です。

AIバブル警戒強まるも、空売りは「得策でない」との声も

市場ではAIバブルへの警戒感が強まっているものの、著名空売り投資家カーソン・ブロック氏は「エヌビディアなど大型テック株の空売りは生き残れない戦略」と述べ、依然としてロング(買い)優位とする見方を示しました。
一方で、市場ではシステマティック投資戦略が相場下落をきっかけにポジションを解消し、さらなる売り圧力を誘発する可能性も指摘されています。テック株に過度に依存する米国株市場の脆弱性が改めて浮き彫りとなりました。

為替・コモディティ:ドルは小幅高、原油は続落、金は方向感乏しい

為替市場では、ドルが小幅高で推移。失業率上昇を受けて一時ドル売りが進む場面もありましたが、その後急速に買い戻され、相場は不安定な値動きとなりました。
円は一時157円89銭まで下落し、160円到達前の為替介入観測が高まりつつあります。
原油市場は、ウクライナ和平案進展によるロシア産原油供給増懸念からWTIが続落。
金相場は米利下げ確度が低下する中、方向感の乏しい展開でした。

日本市場への影響:日経平均先物は大幅安

日本時間21日早朝の大阪取引所・夜間取引では、日経平均先物12月物が前日比1460円安の4万8460円で終了しました。
米国のハイテク株急落とVIX上昇を受け、日本株にもリスクオフの流れが波及しています。

特にキオクシアの株価は夜間取引で急落しており、前場が始まるとかなりの急落が予想されます。ストップ安の懸念もあるのではないでしょうか?

好決算も支えきれない市場心理、ボラティリティ高止まりへ

エヌビディアの好調な決算にもかかわらず、AI投資の持続性やハイテク株の割高感が強く意識され、米株市場は短期的な上昇を維持できませんでした。
雇用統計を受けた利下げ観測の浮上も相場の下支えには至らず、投資家心理は依然として不安定です。
今後は、AI投資の収益化の進展、FRBの12月会合の行方、そして市場全体のポジション調整が焦点となる見込みです。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

STOCK EXPRESS車掌 SHUN

株主視点での経済ニュースサイト「STOCK EXPRESS
ぜひ、ブックマークしてご購読くださいませ。
▼記事更新通知は 私のXにて♪
https://x.com/shun699

コメント

PROFILE

【STOCK EXPRESS(ストックエクスプレス)】(略称:STOCK.EX)株主視点の経済ニュース考察を発信してまいります!
語り手は、SHUN
渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

▼お問い合わせ

REQUEST(お問い合わせ)
下記メールアドレス(⭐︎を@に変えてお送りくださいませ。)s⭐︎shun.onl

▼Privacypolicy

Privacy policy (プライバシーポリシー)
私達のサイトアドレスは です。当サイトは、個人情報の保護に関する法令及び規範を遵守するとともに、以下のプライバシーポリシーに従い、ご提供いただいた個人情報を適切に取り扱い、及び、保護に努めます。また継続的な見直し、改善を行ないます。【個人情…

PVアクセスランキング にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました