9月11日(木)の東京株式市場で、日経平均株価は前日比534円83銭高の4万4372円50銭で取引を終え、終値としての史上最高値を更新しました。4万4000円台での大引けは初で、最高値更新は2日連続です。物色の中心はAI・データセンター関連をはじめとするハイテク株でした。終盤は一部報道に絡む思惑で伸び悩む場面もありましたが、引けにかけて持ち直しました。
▼日経平均株価 推移(2025年9月5日〜11日)

日経平均株価 2025年9月5日〜11日
本日の相場のポイント
AI関連に資金集中:
米国市場でオラクルが36%高と急騰、AI向けクラウド需要への期待が再燃。東京市場ではソフトバンクグループをはじめ、アドバンテスト、ディスコ、フジクラなどが上昇し、指数を押し上げました。特にソフトバンクグループは 9.98%上昇し、1銘柄で日経平均株価を300円以上押し上げました。
今朝の「Newsモーニングサテライト」でオラクル株急騰の話をしていたので、私は”日本の株価にも好影響が出そうだな”と思っていたのですが、案の定でした。
外部環境の追い風:
8月の米PPIが前月比▲0.1%と予想外の低下。米9月利下げへの思惑が一段と強まり、グロース株優位の地合いを後押ししました。
材料フロー:
海外メディアがOpenAIとオラクルの「総額3000億ドル規模」のクラウド契約を報じ、データセンター関連の需給タイト化観測が広がりました。
市場の広がりは限定:
上昇は主力・テーマ株中心で、値上がりは全体の約4割にとどまり、TOPIXはさえない場面も。自動車や金融など景気敏感株には利食いが出ました(値上がり697、値下がり861、変わらず61)。
ヘッドライン・リスク:
午後には日銀のETF売却検討に関する報道が伝わり、いったん上げ幅を削る場面。最終的には持ち直して取引を終えました。
本日のセクター/個別動向
勝ち組
ソフトバンクグループ(9984)が売買代金トップで急騰。アドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)、フジクラ(5803)、任天堂(7974)、イビデン(4062)、JX金属(5016)、キオクシアHD(285A)、良品計画(7453)、関西電力(9503)、三菱ガス化学(4182)、サムコ(6387)、三菱総合研究所(3636)、三櫻工業(6584)、**ANYCOLOR(5032)**などが上昇。
見送り
トヨタ(7203)、三菱UFJ(8306)、サンリオ(8136)、ファーストリテイリング(9983)、武田(4502)、伊藤忠(8001)、オリエンタルランド(4661)、TDK(6762)、MonotaRO(3064)、**ファーマフーズ(2929)**が軟調。
(上記の個別名は本日の市場解説ベース)
マクロ・外部要因の整理
米インフレ指標:
8月PPIが▲0.1%。サービス価格の弱含みが主因で、利下げ観測の再強化につながりました。投資家の関心は今夜(日本時間)公表の8月CPIへ。
金利・為替:
PPI後は米長期金利が低下気味、ドルはまちまち。国内では政治要因や金利観測も交錯する中、円は軟調地合いで推移。
特大AIテーマ:
OpenAI×Oracleの3000億ドル報道がハイパースケールDC投資期待を再燃させ、東京市場のデータセンター・半導体製造装置・光通信関連に波及しました。
テクニカル/需給
日経平均は取引時間中に4万4396円台まで上昇し、ザラ場でも最高値を更新。引けにかけていったん上げ幅を縮めた後、高値圏を維持して大引けとなりました。
市場の広がりは限定的で、主力・テーマ偏重の色合い。短期的には過熱感にも留意が必要です(今夜の米CPI次第で主役の入れ替わりリスク)。
投資家向け示唆
テーマ強者の押し目狙い
AIインフラ(データセンター投資、光ファイバー、電力周辺)、半導体製造装置、検査・測定の構造追い風は不変です。海外AIキャップEXの見通し(OpenAI-Oracleなど)を材料に、中期の押し目拾いが有効だと考えます。
イベント前のリスク管理
今夜の米CPIで金利シナリオがブレる可能性があります。短期は指数インパクトの大きい値がさ株のボラに注意し、ロット調整やヘッジで対応なさるとよいでしょう。
バリュエーションの点検
銘柄間の温度差が大きく、指数は高値でも広がりは限定です。TOPIXやバリューの出遅れ・循環も視野に、ポートフォリオの分散を心がけていただくのが無難です。
政策・日銀ヘッドライン
ETF売却に関する報道など、思惑ヘッドラインが上下を振らす可能性があります。過度に追随せず、ファンダと需給の両面でシナリオ管理が良いと思います。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。
【追加:深夜の時間外取引でも上昇中!】

只今、9月11日の深夜23:00を回ったところですが、
日経は時間外取引でも上昇を続けており、44,700円を超えております。
これはまもなく45,000円台に乗せそうな勢いですよね。
さらに、米国ダウが上昇しており、まさに昇竜拳!
米国労働省の労働統計局が本日9月11日発表した8月のCPI(消費者物価指数)が、前年比で2.9%上昇したことも影響を与えていそうです。この数字は、前月の2.7%上昇から加速、今年1月以来の大幅な伸びです。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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