株式会社Liberaware(リベラウェア)(東証:218A) が本日9月12日、大引け後の15:30に「2025年7月期(2024年8月~2025年7月)の連結決算」を発表しました。リベラウェア社といえば、私が8月31日の記事(Liberaware――インフラDXを担う“小型ドローンの革命児”に注目)でもお伝えしたように、小型産業用ドローンの開発・製造を手掛ける注目企業。下水道老朽化と点検需要の高まりもあり、同社が開発した下水道専用点検ドローンは、社会インフラの維持管理分野において強い存在感を示しています。
それでは、決算発表の内容を見ていきましょう!
業績概要
・売上高:14億0,694万円
・営業損失:15億8,870万円
・経常利益:4,698万円
・純利益:4,608万円
売上は拡大した一方で、研究開発や人件費の増加により営業赤字が大幅に拡大しました。ただし、政府系の補助金収入(約16億円)が寄与し、最終的に純利益を黒字で確保しました。
事業別動向
・ドローン事業(点検ソリューション・製品提供):8.07億円
・デジタルツイン事業(データ解析・TRANCITYなど):2.23億円
・ソリューション開発事業:3.76億円
屋内の狭小・危険環境向け点検ドローン「IBIS」とクラウド解析基盤「LAPIS」を中心とするソリューションが収益の柱となっています。
財務状況
・総資産:17億0,075万円
・純資産:9億3,260万円(自己資本比率53.6%)
・現金・預金:7億5,199万円
・有利子負債:短期借入金2億円、長期借入金2.1億円
資金繰りは補助金と借入金で補完されており、研究開発投資に積極姿勢を維持しています。
今後の見通し
2026年7月期の連結業績予想は以下の通り:
・売上高:22億2,000万円(前期比+57.8%)
・営業損失:24億1,200万円
・純損失:1億7,800万円
補助金収入を織り込む一方で、SBIR(政府主導の研究開発プロジェクト)関連投資がかさみ、赤字幅の拡大が見込まれます。
成長戦略と投資家としての視点
同社は鉄道・建設・下水道など社会インフラ分野でのドローン点検を強化しており、国交省や自治体との連携、さらに韓国子会社設立による海外展開を進めています。また、災害対応・建設DX・鉄道点検といった国家プロジェクトにも参画しており、中長期的な事業拡大が期待されます。
今回、補助金依存で黒字を確保しましたが、本業の収益化にはなお時間を要するでしょう。
国家プロジェクトや海外展開など成長余地は大きいですが、当面は積極投資による赤字継続が見込まれます。
中長期的な社会インフラDX需要を見据えた投資家にとしては、事業拡大フェーズとして注目していければと思います。
本日の場中、リベラウェア社の株が かなり売られる場面が目立ちましたが、大引け後に発表された決算の内容をもって、週明けの株価がどう推移するか、、ウォッチしていきたいと思います。決算発表前に大きく下げた分以上を取り戻す展開となるのではないでしょうか。明日から3連休なので、続きは来週火曜日(9月16日)ですね。
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。
(追記: 9月16日) 週明けの株価は爆上げ
▼リベラウェア 株価推移(2025年9月12日〜16日)

リベラウェア 株価推移(2025年9月12日〜16日)
さてさて、
本記事を書いた後、3連休をはさんで迎えた9月16日 火曜日。
リベラウェアの株価は大いに上昇しました。
前場開始とともに上昇し、11:26には2,710円の高値へ。
その後、戻したものの 終値12,502円(前日比 +228円. +10.02%)
先週末 9月12日、決算発表前にはかなり売られる場面もありましたが、
案の定、戻して、それ以上に大きく跳ねましたね。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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