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なぜ日本企業の自社株買いが増えているのか

日本企業による自社株買いが過去に例のない規模で拡大しており、日本株市場は新たな局面に入っています。2024年度の自社株買いは約18兆円と過去最高を更新し、2025年も年初から5か月で12兆円に達しました。背景には、東京証券取引所によるPBR改善要請や、株主価値を重視する経営への転換があります。ROEやEPSを即座に改善できる手段として自社株買いが選ばれ、500兆円超の内部留保やアクティビストの圧力も動きを後押ししています。一方で、成長投資を伴わない買い戻しには慎重な見極めが必要で、投資家には資本政策の質を見極める姿勢が求められています。
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構造的円安とインフレが進む日本経済、投資家としてどう向き合うか

現在の日本株高の背景には、30年続いたデフレの終焉と、構造的な円安・インフレの定着があります。円安はもはや輸出数量を押し上げる局面ではなく、企業利益を直接拡大させる一方で、輸入物価上昇を通じて家計の実質購買力を低下させる「ねじれた構造」となっています。インフレは大企業の収益や株価を押し上げていますが、賃金上昇が追いつかず、生活実感との乖離が拡大しています。金利差だけでは説明できない構造的円安が続く中、投資家には円安恩恵銘柄とインフレ耐性資産を組み合わせた戦略的な資産配分が求められています。
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2026年の株式市場展望:インフレと価格転換が主役に!?日本企業の再評価とM&Aの可能性

2026年の株式市場では、「インフレと企業の値上げ戦略」が中心テーマとなるでしょう。米国や欧州、台湾などの競争力ある企業は、積極的な値上げにより利益率と利益総額を大きく押し上げる可能性が高く、世界株は堅調な成長が期待されています。一方で、日本企業は伝統的に製造原価を重視した価格戦略が中心で、世界標準と比べて利益率が低い傾向があります。このため日本株の2026年度業績は相対的に低調になる恐れがあり注意が必要です。しかし、値上げ余地の大きい企業や構造改革が進む銘柄は、海外からのM&Aや評価の見直しを通じて大きく伸びる可能性があります。インフレ環境と政府の財政拡大が続く中で、現金保有リスクが意識され、株式や値上げ力のある企業への投資が重要なテーマとなるでしょう。
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【2025年 株価値上がり率ランキング ベスト100】 AI関連・半導体・建設・銀行株に広がった上昇の波

2025年の日本株市場は、AI関連株を中心に力強い上昇相場となりました。日経平均株価は年間で26%上昇し、史上初めて5万円台に到達しました。東証プライム市場では株価が2倍以上となった銘柄が58社に達し、前年の2倍に増加しました。値上がり率首位はキオクシアで、AI向けデータセンター投資の拡大を背景に株価は6倍超となりました。半導体関連ではイビデンやフジクラも大幅高となり、AI需要の裾野の広がりが鮮明です。加えて、利益率改善が進む建設株や、金利上昇による利ざや改善期待が高まった銀行株にも資金が流入し、成長分野と伝統産業が同時に評価される一年となりました。
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【住民が株式投資で稼いでいる自治体ランキング・ベスト100】発表!港区が“異次元”の強さ示す

総務省の申告データを基に、自治体ごとの株式譲渡益・配当所得を集計した「住民が株式投資で稼いでいる自治体ランキング」では、東京都港区が総額・1人当たりともに圧倒的1位となりました。港区は7,762.9億円・1人当たり523万円と別格で、渋谷区や浦安市、芦屋市など富裕層が多い自治体が上位に並びます。一方、名古屋市・横浜市・大阪市などの政令市は総額は大きいものの、1人当たりの額は平均的です。特徴的なのは福島県会津美里町で、1人当たり356万円と全国2位級の高さを示し、特定の大口投資家の影響が大きいとみられます。また長久手市や八街市など小規模自治体に突出値が見られる例もあり、地域ごとの富裕層分布や投資文化の差が鮮明に現れる結果となりました。
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NTTから配当をいただきました!国家戦略技術の中核を担う企業の配当と将来性を考える【株コラム】

私の保有銘柄 NTTから、中間配当金の入金をいただきました。今回の配当は 1株あたり2.65円。年間では5.3円のため、そのちょうど半分となります。私は現在5,900株を保有していますが、権利確定日(9月30日)時点では5,100株でしたので、今回はその分の配当を受領しました。2.65円 × 5,100株 = 13,515円。すべて新NISAでの保有であり、非課税で受け取れるメリットも感じております。NTTは国内外の通信インフラを支えるだけでなく、次世代技術の研究・開発にも積極的です。配当はすごい高配当とはいえないものの、国家戦略の後押しがあることを踏まえると、中長期での成長が期待できる銘柄 と言えます。連続増配もしてくれておりますし。
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【週刊マーケット通信】決算シーズン佳境へ!今週の注目企業を総チェック

今週も引き続き、決算発表ラッシュが続きます。業績内容によって株価が大きく動く場面も多く、まさにハラハラドキドキの1週間となりそうです。増配発表や好業績見通しなどのポジティブサプライズにも期待が高まります。この記事にて、今週(11月10日〜14日)の日程ごとの注目企業を整理しました。
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【今週の決算スケジュール】注目企業の発表が続々!慌ただしい一週間へ

いよいよ、7月〜9月期(第2四半期)の決算発表が本格化します。今週は場中発表の企業も多く、株価変動への影響が注目される1週間となりそうです。 増配発表などポジティブなニュースにも期待したいところです。以下、日程ごとに注目企業を整理しました。
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株式という旅を、これからも一緒に──STOCK EXPRESS 1周年のごあいさつ

昨年の秋にスタートした当サイト「STOCK EXPRESS」が、このたび1周年を迎えました。いつもお読みくださっている皆さま、本当にありがとうございます。1周年のご挨拶。
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愛知地銀再編に再び火種!ありあけキャピタルがあいちFG株を5.06%取得、金融庁も再編促進へ本格始動

愛知県の地方銀行業界に再び再編の波が押し寄せています。10月7日、地方銀行への投資で知られるありあけキャピタル(東京都中央区)が、あいちフィナンシャルグループ(あいちFG)〈7389〉の発行済株式の5.06%を取得したことが判明しました。関東財務局に提出された大量保有報告書で明らかになったもので、市場では即座に反応が見られ、翌8日にはあいちFG株が上場来高値を更新するなど、地銀再編期待が一気に高まりました。この記事にて詳しく解説します。