旭ダイヤモンド工業、株価急騰!日米投融資第1号案件(人工ダイヤ製造プロジェクト)で脚光

旭ダイヤモンド工業、株価急騰!日米投融資第1号案件で脚光 人工ダイヤ製造プロジェクト 株式劇場

日米合意の人工ダイヤ案件で存在感

旭ダイヤモンド工業株式会社が、日米両政府による対米投融資第1号案件人工ダイヤモンド製造プロジェクトに関連し、製品購入に関心を示したことが明らかとなり、市場の注目を集めています。

日本政府は2月18日、米国との合意に基づく対米投融資の第1弾案件として、人工ダイヤモンド製造を含む3つのプロジェクトを正式に発表しました。人工ダイヤ関連の投資額は約900億円で、米ジョージア州にあるデビアス傘下エレメントシックス社の製造施設が対象となります。

旭ダイヤモンド工業は、この施設で生産される人工ダイヤの調達に関心を示しており、同社は「調達リスク回避の観点からメリットがある」とコメントしています。人工ダイヤは半導体の切断や自動車・電子部品の研磨などに不可欠な重要物資であり、経済安全保障の観点からも注目度が高まっています。

株価は急騰、一時ストップ高に

この発表を受け、旭ダイヤモンド工業の株価は急騰しました。2月18日の取引では一時ストップ高水準まで買われ、終値は1,245円(前日比+103円、+9.02%)と大幅高。この日の東証プライム市場の値上がり率ランキング4位にランクインしました。

▼旭ダイヤモンド工業 株価推移(2026年2月16日〜18日)

旭ダイヤモンド工業 株価推移(2026年2月16日〜18日)

旭ダイヤモンド工業 株価推移(2026年2月16日〜18日)

当初は材料出尽くしとの見方から売りが出る場面もありましたが、経済産業省の発表資料に同社名が明記されたことで思惑買いが再燃。将来的な業績拡大への期待が株価を押し上げました。

経済安保テーマと中国依存低減

人工ダイヤモンドは、従来中国の生産シェアが大きく、西側諸国では供給多角化が急務とされてきました。今回のプロジェクトは、中国依存の低減を目的とした経済安全保障政策の一環と位置づけられています。

対米投融資全体の規模は約5,500億ドル(約84兆円)。政府系金融機関であるJBICやNEXIが資金を手当てし、米国の関税引き下げ条件として日本が約束した枠組みです。第1弾案件には人工ダイヤのほか、ガス火力発電事業(約5兆2,000億円)や米国産原油の輸出インフラ整備(約3,300億円)も含まれています。

旭ダイヤモンド工業は、人工ダイヤを用いた工具製造を主力とする企業であり、安定的な原材料確保は中長期的な競争力強化につながります。今回の米国拠点からの調達が実現すれば、サプライチェーンの多様化とリスク低減の両立が期待されます。

業績拡大への期待と今後の焦点

市場では、今回の案件が直接的な収益寄与につながるかどうかを慎重に見極める必要があるとの声もあります。現時点では「購入に関心」を示している段階であり、具体的な契約規模や時期は未定です。

ただし、人工ダイヤは半導体や次世代車、電子機器など幅広い分野で需要拡大が見込まれる素材です。AIやパワー半導体の成長に伴い、高精度加工工具の需要が増加すれば、旭ダイヤモンド工業にとって追い風となる可能性があります。

投資家視点

今回の株価上昇は、経済安全保障という大きなテーマと、同社の事業特性が重なったことによる期待の表れといえます。一方で、実際の受注・調達規模や収益貢献度が明確になるまでは、思惑先行の側面も否めません。

旭ダイヤモンド工業が、日米協力による新たなサプライチェーンの一翼を担う存在となれるのか。今後の契約進展や業績への具体的なインパクトが、株価の持続的な評価を左右することになりそうです。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

STOCK EXPRESS車掌 SHUN

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【Dear Overseas Investors: Summary in English】

Asahi Diamond Gains on U.S.-Japan Investment Deal for Synthetic Diamond Production

Shares of Asahi Diamond Industrial Co.,Ltd surged after the Japanese government confirmed that the company has expressed interest in purchasing products from a new U.S.-based synthetic diamond manufacturing project, part of the first tranche of Japan’s $550 billion investment commitment to the United States.

The synthetic diamond project, valued at roughly ¥90 billion (about $600 million), will be operated by Element Six, a De Beers subsidiary, at its facility in Georgia. Synthetic diamonds are essential for semiconductor wafer cutting and precision polishing in automotive and electronics manufacturing, making them strategically important materials amid efforts to reduce reliance on China.

Asahi Diamond, a leading manufacturer of diamond tools, said sourcing from the U.S. facility could help mitigate procurement risks. Following the announcement, the company’s shares rose sharply, at one point hitting the daily limit.

While the financial impact remains unclear, investors are betting that supply chain diversification and growing demand from semiconductors and advanced manufacturing could support Asahi Diamond’s medium- to long-term growth prospects.

Disclaimer: This article is provided for informational purposes only and should not be construed as a recommendation to buy or sell any specific securities. Please make investment decisions at your own discretion.

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渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

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