株の希薄化とは?

株の希薄化とは?

株の希薄化」とは、新株発行や株式分割などによって発行済み株式数が増加し、1株あたりの価値が薄まる現象を指します。とくに第三者割当増資や新株予約権の行使などで株数が大きく増える場合、既存株主にとっては「自分の持ち分比率が下がる」ため注意が必要です。

投資家への影響

・1株当たり利益(EPS)の低下
企業が同じ利益を稼いでも、株数が増えれば1株あたりに配分される利益は減少します。そのため、EPSの低下につながり、株価評価にマイナスの影響を与えることがあります。

・株価下落リスク
市場は株式の希薄化をネガティブに受け止める傾向があり、短期的には株価下落につながるケースが多いです。

・資金調達による成長機会
一方で、発行された新株によって企業が新規事業の投資資金を得たり、M&Aで事業拡大を図ったりする場合、長期的には企業価値向上につながる可能性もあります。

投資判断のポイント

・希薄化率(発行済み株式に対してどの程度新株が増えるか)
・調達した資金の使途(借入返済なのか、成長投資なのか)
・希薄化による短期的な株価調整と、中長期の成長見通し

投資家にとっては、短期的な株価下押しリスクと、長期的な成長余地のバランスを見極めることが重要です。

なお、「株の希薄化」は英語で “stock dilution” または “share dilution” といいます。

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