上場から半年、“主役”に躍り出た
2025年3月、華々しく東証プライム市場に上場したJX金属株式会社。初値は874円。
当初は「大型IPO」という肩書き以上の存在感を示せず、株価はしばらく横ばいに沈んでいました。
ところが、8月5日――。
第1四半期決算発表で業績を上方修正すると、マーケットは一変。
投資家心理は一気に熱を帯び、株価は瞬く間に50%以上も跳ね上がりました。
半年の間に“眠れる巨人”は目を覚まし、今や市場の主役となりつつあります。
本日9月5日も株価は上昇を続けており、1,500円を超えています。
▼JX金属の株価推移(2025年7月〜9月)

JX金属の株価推移(2025年7月〜9月)
世界を握る“見えない主役”
なぜこれほど注目されるのか。
その答えは、私たちの生活の奥深くに潜んでいます。
半導体――AI、スマホ、自動車、あらゆる産業の心臓部ともいえる存在。
その中核部品「スパッタリングターゲット」で、JX金属は世界シェア60%。
さらに、
・高純度タンタル粉:シェア50%
・FPC用圧延銅箔:シェア80%
と、半導体産業の“縁の下の力持ち”でありながら、実は世界のトップに君臨しています。
AI時代の波が押し寄せるほど、この企業の存在感は増していく――。
まさに、“世界を握る企業”なのです。
財務の光と影
2025年3月期決算は、売上高▲52.7%という厳しい数字が並びました。
しかし、営業利益は**+30%増**。先行投資による痛みの裏側で、確かな本業の強さを見せています。
さらに2026年3月期、アナリスト予想は営業利益1,180億円。
「資源精錬」から「高機能材料メーカー」への進化が、数字として結実しつつあります。
赤字ではなく、未来への投資。
このギャップが、投資家の想像力を大きく刺激しているのです。
熱狂か、それとも冷静か
大和証券は9月4日に投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を1,630円と設定。
一方で、PERは18倍、PBRは2倍超。RSIは80%を突破し、テクニカル的には“買われすぎ”を示唆しています。
ここからさらに駆け上がるのか。
それとも、一度冷却期間を迎えるのか。
市場が問うのは、“熱狂を追うのか、それとも冷静さを保つのか”という投資家の姿勢です。
未来を読む
仮に短期で調整を挟んでも、長期のストーリーは変わりません。
世界がAI時代へ加速する限り、半導体は止まらない。
そして、その基盤を支えるJX金属の成長もまた、止まらない。
「3,000円、5,000円、いや1万円へ」――。
そんな夢を描ける数少ない日本株のひとつであることは間違いありません。
今は様子見かもしれません。
しかし、歴史を振り返れば“大型上場銘柄”が後に大化けする例は珍しくないのです。
短期は慎重に、長期は強気に。JX金属は“AI時代の基盤を握る巨人”として、次なる伝説を描こうとしている。
【追記: 9月12日】
その後もJX金属の株価は右肩上がりで上昇し、一時1,683円の高値をつけました。本日の終値は 1,640円。どこまで上昇するのか楽しみです。
▼JX金属の株価推移(9月1日〜12日)

JX金属の株価推移(9月1日〜12日)
念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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【追加:9月14日】
▼JX金属についての続きのストーリーはこちらの記事にて♪
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