株式劇場 JX金属にブレーキか、加速か――野村が格下げでも目標株価引き上げの“謎”を読む
JX金属(5016)は急騰相場が続いていたものの、野村証券が投資判断を「買い」から「中立」へ格下げしたことで株価は急落しました。ただし目標株価は1,320円から1,800円に引き上げられており、事業そのものの評価は高いままです。急騰で割高感が生じたという短期的な判断が理由です。一方で同社が発表した決算は極めて強気で、2026年3月期の営業利益を150億円上方修正。AIサーバー向け半導体材料などフォーカス事業が爆発的に伸びており、2027年度には事業利益の67%を担う計画です。さらに国家級半導体プロジェクトや核融合企業への出資など長期投資も加速。短期的な調整リスクと、長期の構造転換という2つの評価軸が交錯しており、どの時間軸で投資判断するかが重要となっています。