植田総裁

為替

日銀は利上げしたのに、なぜ円安は加速したのか ――市場が失望したのは「金利水準」ではなく「その先の道筋」

日銀は12月19日に政策金利を0.75%へ引き上げたが、円相場は円高ではなく円安が進んだ。利上げ自体は事前に十分織り込まれており、市場の焦点は植田総裁の記者会見に移っていた。投資家が期待していたのは、今後の利上げ余地を測る中立金利についての具体的な見通しだったが、「推計は難しい」と従来の説明にとどまり、政策スタンスは依然緩和的と受け止められた。実質金利が大幅なマイナスである点や、来年前半に物価上昇率が2%を下回る可能性への言及も、利上げ継続への疑念を強めた。結果として、将来の金利パスが見えにくいとの失望感から円売りが進み、利上げ後にもかかわらず円安が加速した。
政治と株価

日銀が利上げ再開へ強い意欲!12月会合に向け市場の警戒感高まり、日経平均は950円安

日銀の植田総裁は、12月18〜19日の金融政策決定会合で利上げ再開を検討する姿勢を明確にし、市場では12月利上げ観測が急速に高まりました。物価2%目標の実現確度が高まっていることに加え、極めて低い実質金利が将来のインフレリスクを高めるとの懸念が背景にあります。政府との対話も進み、利上げへの政治的障壁は低下したとの見方が広がっています。この発言を受け、OIS市場での利上げ織り込みは8割超に上昇し、日経平均株価は大幅安となりました。市場では円高圧力や株価変動が強まり、投資家は金利と市場動向に一段の警戒が必要な局面となっています。
為替

日銀・植田総裁のジャクソンホール発言と今後の展望

さてさて、アメリカ ワイオミング州で開催されたジャクソンホール経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)。前記事にてFRBのパウエル議長の発言を元に「アメリカで利下げがあるのか」について考察してみましたが、私をはじめ多くの投資家の皆さまが気に...
為替

日銀の追加利上げ、植田総裁は慎重な姿勢を示すも、IMFは歓迎

日銀 植田総裁、追加利上げに慎重な姿勢示す日本銀行の植田和男総裁が10月24日(ワシントン時間)、G20財務相・中央銀行総裁会議を終えて加藤勝信財務相との共同記者会見で語りました。私は見ていて感じたのは、彼が英語が達者である点。日本語で話し...