換金売り

政治と株価

なぜ、中東危機でも金が下がるのか――「有事の金」崩れる市場の論理とは

中東危機にもかかわらず金価格が下落している背景には、複数のマクロ要因が重なっています。原油高によるインフレ懸念の高まりで利下げ期待が後退し、米金利の高止まりが金の投資妙味を低下させています。また、安全資産として資金は金ではなくドルに流入し、ドル高が金価格の重しとなっています。さらに、株安などによる損失補填や流動性確保のため、投資家が金を売却する動きも拡大しました。加えて、原油が地政学リスクのヘッジとして機能し、金需要を分散させている点も影響しています。