シェールガス原料

株式劇場

【なぜ、信越化学株は中東リスク下でも強いのか】北米原料と半導体材料が支える化学メーカー

信越化学工業の株価は中東情勢の不透明感が高まる中でも堅調に推移し、3月13日の終値は6,531円となりました。株価上昇の背景には、米国での塩化ビニール樹脂(PVC)事業の成長期待があります。米子会社シンテックはシェールガス由来のエタンを原料としており、原油由来ナフサに依存するアジアや欧州の化学メーカーよりコスト競争力が高い点が評価されています。また、同社は半導体シリコンウェハーでも世界シェア40%以上を持ち、生成AIやデータセンター向け半導体需要の拡大が追い風となっています。さらに米国で約34億ドルを投じた増産投資も進めており、供給力強化による中長期成長への期待が高まっています。世界情勢が不安定な中でも、強いコスト競争力と先端材料技術が信越化学の株価を支える要因となっています。