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株は権利確定日直前と権利落ち後、どちらで買うのが得か?

株式投資をしていると、誰もが一度は悩むのが「配当や株主優待をもらうために権利確定日前に買うべきか、それとも権利落ち後に買った方がいいのか」という問題です。一見シンプルなテーマですが、実際のマーケットの動きは理論通りにはいきません。投資家にとって永遠のテーマと言っても良いでしょう。教科書的には、株価は「配当金分だけ」下落するのが理論値です。たとえば配当が50円なら、翌日の株価は理論的に50円安くなるはずです。実際の東京証券取引所のデータでも、多くの銘柄は 配当金の70〜90%程度の下げに収まっています。つまり完全に一致するわけではなく、やや小さめの下げにとどまることが多いのです。ただし、優待銘柄や人気株になると事情は別。投資家が一斉に売りに走るため、配当分以上に株価が下落するケースも少なくありません。今回は、データや実例を踏まえてその違いを考えてみます。
株式劇場

イビデン、AI市場で存在感拡大へ!エヌビディアとインテルの提携が追い風に

2025年9月、米半導体大手 エヌビディアがインテルに対して総額50億ドル(約7,500億円)の出資を行うことを正式発表しました。両社は従来ライバル関係にありましたが、今後はデータセンター向けやPC向けプロセッサーの共同開発を視野に戦略的パートナーシップを進めるとしています。エヌビディアのAI処理能力と、インテルの製造・CPU技術の融合によって次世代コンピューティング基盤の開発が加速する可能性があります。この大きな流れの中で、日本企業の中でも最も注目されるのがイビデン株式会社(証券コード:4062)です。イビデンは、かつてはインテル向け売上が8割近くを占めていたほど、インテルとの関係が深い企業です。一方、現在はエヌビディアのGPU向けパッケージ基盤を独占的に供給しているとも言われ、エヌビディア銘柄としての側面も強めています。イビデンは、インテルともエヌビディアとも取引をしてきたのです。つまり、今回の両社の提携によって、イビデンは双方からの受注拡大が期待できる非常にユニークな立ち位置にあります。この記事にて詳しく分析していきます。
株式劇場

レーザーテック、株価急騰!その背景と今後の展望

レーザーテック(6920)の株価が再び注目を集めています。9月24日には22,250円の高値をつけ、25日まで5日続伸。その後はいったん調整となり、26日の終値は19,730円となりました。短期的な利益確定売りが出たものの、投資家の関心は依然として高い状況です。今回の上昇の要因として挙げられるのが、米エヌビディアによるインテルへの出資報道です。9月19日に伝わったこのニュースでは、エヌビディアが約7,400億円を出資し、データセンター向けやPC向け半導体を共同開発することが発表されました。これを受けて、インテルを主要顧客とするレーザーテックに対する期待が一気に高まり、株価急騰の背景となりました。レーザーテックの2024年6月期売上高は2,135億円。このうちTSMCが約32%、インテルが約28%、サムスンが続く構成となっています。インテルは近年業績低迷が続いていましたが、今回の提携をきっかけに設備投資拡大への期待が高まり、それがレーザーテックの受注増加観測につながっています。
株式劇場

イトーヨーギョー、無電柱化政策で株価急騰! ― 短期テーマ株か長期成長株か

2024年9月24日、東京都は新たな宅地開発において「電柱新設を原則禁止」とする方針を打ち出しました。このニュースを受けて、株式会社イトーヨーギョー(5287)の株価は急騰。9月26日には一時1,646円の高値をつけ、前日比20%超の上昇を記録しました。終値も1,525円と高水準で推移し、マーケットの注目を一身に集めました。同社は電柱を地中に埋設するための「無電柱化」関連製品を手掛けており、条例制定による需要拡大が期待されています。市場では短期的なテーマ株として物色の対象となっています。この記事にて詳しく分析します。
金融業界株

群馬銀行、5期連続増配へ!業績上方修正と株主還元強化で株価急騰

群馬銀行(8334)は、2025年9月25日15時30分に2026年3月期の業績および配当予想を上方修正すると発表しました。これにより、配当は前回予想および前期比で増配となり、実現すれば「5期連続増配」を達成する見込みです。群馬銀行は、2026年3月期の年間配当を従来予想の「1株あたり50円」から「60円」へと引き上げました。利回りは大きく上昇し、高配当銘柄の水準です。こうした発表を受けて、群馬銀行の株価は9月25日の取引終了後のPTS(夜間取引)で急騰し、一時1,775.5円(+13.23%)を記録しました。翌9月26日の終値は1,694円と高値圏を維持しており、市場は業績と株主還元強化を強く評価しているとみられます。
金融業界株

セブン銀行、ファミマATM制覇で国内首位の4万4000台体制へ!株価はPTSで急騰

株式会社セブン銀行(8410)は9月26日、伊藤忠商事と資本業務提携を締結し、伊藤忠子会社のファミリーマート店舗に設置されている約1万6000台のATMを、2026年以降、順次セブン銀行のATMに置き換えると発表しました。これにより、セブン銀行のATM台数は単純計算で約4万4000台に達し、ゆうちょ銀行(約3万1000台)を抜いて国内首位となる見通しです。本件発表を受け、セブン銀行株はPTS取引で急騰。9月26日17時には一時345円の高値を付け、その後も317円台と高水準を維持しました。市場では、「国内ATM首位」という成長シナリオが鮮明になったことと、伊藤忠という安定株主の参入による経営基盤強化が好感されています。
金融業界株

第四北越フィナンシャルグループ、業績・配当予想を上方修正 ― 過去最高益更新と3期連続増配へ

第四北越フィナンシャルグループ <7327> は2025年9月26日引け後に2026年3月期の業績予想および配当予想を修正しました。業績の堅調な推移を背景に、経常利益は従来予想を上回り、配当も増額となりました。これにより、同社は「過去最高益の更新」と「3期連続増配」を実現する見込みです。2026年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結経常利益は、従来予想の234億円から310億円へと32.5%上方修正。前年同期比では204億円から大幅に増加し、増益率は14.6%増から51.8%増へ拡大。これにより、4期連続の上期過去最高益予想をさらに上積みしました。また、通期の連結経常利益も480億円から523億円へ9.0%上方修正。前期比では411億円からの増益となり、増益率は16.8%増から27.2%増へと拡大。これにより、5期連続の過去最高益更新が見込まれています。あわせて、配当予想も上方修正しました。中間配当は75円から81円に、期末配当も25円から81円へ増額。年間配当は前回予想の150円から162円へ引き上げられ、前期比でも31円の増配となります。この結果、配当利回り(予想)は3.51%から3.79%へ上昇。配当方針は「累進的配当とし、配当性向は40%程度」を基本としており、今回の増配は業績拡大に伴う方針の実行といえます。さらに、2026年3月期の年間配当が実現すれば、2024年3月期から続く「3期連続増配」となります。2023年3月期の配当60円から2026年3月期の162円まで、3年間で2.7倍に増加しており、株主還元姿勢の強さが鮮明です。
金融業界株

千葉銀行と千葉興業銀行、経営統合へ!地銀再編が加速し、国内2位グループ誕生の見通し

千葉銀行(8331)と千葉興業銀行(8337)が、2027年4月以降をめどに持株会社を設立し、両行を傘下に収める方向で調整を進めています。両行は9月中にも経営統合で基本合意する見通しで、地方銀行業界における再編の動きが本格化しています。実現すれば、総資産規模は25兆円超となり、横浜銀行を中核とするコンコルディア・フィナンシャルグループを上回り、福岡銀行などを傘下に持つふくおかフィナンシャルグループに次ぐ「国内2位の地銀グループ」となる見通しです。千葉県内では最大手の千葉銀行と3位の千葉興業銀行が手を組むことで、地域金融の勢力図が大きく塗り替わる可能性があります。
株式劇場

村田製作所、iPhone17増産報道で株価急騰!業績動向と将来性について徹底分析

2025年9月22日、米メディアがAppleの新型iPhone17について「予約が好調で最低30%の増産を指示」と報じたことを受け、主要部品サプライヤーである村田製作所の株価は急騰しました。同日の株価は前日比+7.67%の2,806円となり、年初来高値を更新。その後も堅調に推移し、本日9月25日の終値は2,800円を維持しています。Appleとの深い関係性が投資家心理を強く刺激した形でしょう。一方で、7月30日に発表された村田製作所 2025年度第1四半期(4〜6月期)の決算は減収減益でした。AIサーバー向けコンデンサは需要が拡大し、データセンター投資の追い風を享受しましたが、スマホ需要減と円高が上回り、減収減益という結果に至っています。しかし、今回のiPhone増産をきっかけに業績が上向いてくれることも期待できるかもしれません。欧州系大手証券は9月22日に村田製作所のレーティングを「アウトパフォーム」で据え置き、目標株価を2,500円から3,600円へ大幅引き上げました。
IPO

オリオンビール、ついに上場!初値は公開価格の2倍超 1,863円

オリオンビール株式会社(本社:沖縄県豊見城市、村野一社長)が本日9月25日、東京証券取引所プライム市場に上場しました。沖縄県内の製造業としては初の上場であり、またプライム市場では県内5社目となります。注目されていた初値は、公開価格850円を大きく上回る1,863円を付け、市場の強い期待感を示すスタートとなりました。公開価格の2倍超ですから、いきなりダブルバガーですね。取引開始直後から買い注文が殺到し、午前中は売買が成立せず、初値は午後2時前にようやく形成されました。やきもきしていた株主も多かったことでしょう。ようやくついた初値は1,863円。その後、一時2,262円の高値を記録し、終値は1,950円と公開価格を1,100円上回る水準で取引を終えました。公開価格比で2倍を超える水準は、投資家からの注目度と成長期待の高さを示しています。