2025年8月27日(現地時間)、AI半導体の巨人 エヌビディア(NVIDIA Corporation)が2025年度第2四半期の決算発表をしました。売上高は 467.4億ドル、純利益(Adjusted EPS)は 1.05ドル と、いずれも過去最高を更新する見事な結果でした。売上高は前年比+56%、純利益も大幅に伸長し、市場予想を上回る好決算です。
この好決算内容を見ると、株価もさらに上昇しそうですが、下落しました。
それでも株価が下落したワケ
・データセンター売上がわずかに期待を下回った:
主力事業であるデータセンター部門の売上高は 411億ドル。当初の市場予想(Wall Streetのコンセンサス)は 413億ドル で、これを下回ったことが市場の失望を誘いました。
・中国市場の見通しが曖昧:
米国によるH20チップの輸出規制の影響により、中国向けの出荷が見込めなかった。今後は米政府との “売上の15%を分ける” 条件付きでの輸出許可が期待されるが、中国側の警戒感は根強く、成長の不確実性が残ります。
・“市場は完璧さを価格に織り込んでいた”:
アナリストらは「株価はすでに“完璧な結果”を折り込んでおり、期待にほんの少し届かないだけで失望されてしまう」と指摘 。事実、決算発表後の時間外取引では −2.5%〜−3% の株価下落となりました。
・地政学リスクとAIバブル懸念:
米中関係の緊張に伴う輸出制限、AIセクター全体のバリュエーション過熱懸念など、マクロ的な不安要素も投資家心理を冷やしました。
決算ハイライトまとめ(表)
項目: 数値・内容
・売上高: 467.4億ドル(前年比+56%)
・調整後EPS: 1.05ドル(市場予想をわずかに上回る)
・データセンター売上: 411億ドル(市場予想413億ドルに届かず)
・第3四半期見通し: 売上高54億ドルを予想(市場概ね同程度)
・株主還元: 追加で600億ドルの自社株買い承認
・株価反応: 時間外取引で−2.5〜−3.5% 下落
まとめ
エヌビディアは決算数字そのものでは圧倒的な成果を上げましたが、市場の“期待の高さ”に届かず、株価は反応を鈍らせました。特にデータセンター部門の小幅なミス、中国情勢の不透明さ、そして「AIバブルへの警戒感」が株価下落の引き金になったと見られます。
第3四半期(Q3)見通しは過去最高となる54億ドルを予想しており、Blackwellチップの需要も依然として強いとの見方はあります。が、来たる決算で再び期待を上回れるかどうか、投資家視点ではその一点に注目していきたいと思います。
一方、日本企業への影響を考えてみましょう。
エヌビディア決算前の不透明感が払拭されたことで、日経平均株価が上昇へと転じるのではないでしょうか?
なお、念の為ではございますが、投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。
2025年8月28日 AM 7:30

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
株主視点での経済ニュースサイト「STOCK EXPRESS」
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