IOIとは

IOIとは

IOIとは「Indication of Interest」の略で、日本語では「関心の表明」を意味します。投資家や買い手が「その案件に関心がある」ことを公式に伝えるための、初期段階の意思表示で、株式上場(IPO)や企業買収の場面で使われます。最大の特徴は法的な拘束力がない点にあります。

たとえばIPOの場合、IOIは「この会社の株式を、条件次第では購入したいと考えています」という意思を、書面などで示す行為です。価格や数量の目安が示されることもありますが、あくまで幅を持たせた参考情報にとどまります。そのため、実際に必ず購入しなければならない義務はありません。

よく比較されるLOI(Letter of Intent/意向表明書)は、IOIよりも後の段階で交わされ、交渉の独占権や一定の条件について合意することが多く、場合によっては一部に法的拘束力を持ちます。これに対し、IOIは「正式交渉に入る前の名刺交換」や「まずはお話ししませんか」というレベルの打診と考えると分かりやすいでしょう。

企業側にとってIOIのメリットは、早い段階で投資家の関心度や評価水準を把握できる点にあります。特に海外投資家からのIOIは、案件の信頼性を高め、他の投資家を呼び込む“呼び水”として機能することがあります。一方で、IOIはあくまで関心表明に過ぎないため、最終的な投資や株価を保証するものではなく、その後の業績や条件交渉が重要になります。

要するにIOIとは、本格的な投資や交渉に進む前の「最初の公式な意思表示」であり、市場の期待感を測るための重要なシグナルだと言えます。

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