AI覇権争い、Googleが主導権奪取か― Gemini 3.0の進化とバフェットのAlphabet投資が市場に波紋 ―

AI覇権争い、Googleが主導権奪取か― Gemini 3.0の進化とバフェットのAlphabet投資が市場に波紋 ― 株式劇場

最近、AIバブル崩壊の懸念が囁かれつつあり、先日のNVIDIA(エヌビディア)の決算発表直前から騒ぎが大きくなり、決算発表後の今もくすぶっていますよね。私自身はAIの将来性が高いこと自体には変わりないと思っています。一方で、その主役が変わりつつあるのではないでしょうか?

今、AI業界の勢力図が大きく揺らいでいます。Google(グーグル)が最新AIモデル「Gemini 3.0」を発表し、同モデルがNVIDIAのGPUを使用せずに運用されていることが明らかになったことで、半導体・AI関連の株式市場に衝撃が走っています。一方、OpenAI(オープンエーアイ)は次世代モデルGPT-6の投入が2026年にずれ込む見通しで、競争力の維持に課題を抱えています。こうした技術動向と歩調を合わせるように、Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏率いるバークシャー・ハザウェイがAlphabet株を新規取得したことも、市場心理を大きく刺激しています。ここにきて大きく動いてきましたよね。以下にて詳しく見ていきましょう!

Google、Geminiで“脱NVIDIA依存”を示す

GoogleのGemini 3.0がNVIDIA GPUを使用しない形で稼働していることは、AI開発におけるサプライチェーンの構造転換を示唆しています。AIモデル開発はハードウェアだけでは完結せず、アルゴリズムやデータ処理技術の総合力が求められます。Googleがソフトウェア面での優位性を確立しつつあることは、NVIDIAにとって痛手となる可能性があります。
実際、NVIDIAに依存度の高いサプライヤー株には調整が見られ、KIOXIAの株価が急落したことにも表れているように、一部銘柄が市場で軟調に推移しています。一方で、日東紡や味の素などNVIDIAとBroadcom双方に素材を納入する企業は、AI需要の強さを背景に長期的な影響は限定的とみられています。

OpenAI、GPT-6遅延で“空白期間”に突入

OpenAI(オープンエーアイ)は次期モデルGPT-6を2026年の早期提供を目指していますが、実際のリリースはFY26のQ2〜Q3が現実的とされています。この間、GoogleやAnthropicに性能面での差を広げられる可能性があり、OpenAIの競争環境は厳しさを増しています。
特に、ChatGPTのユーザー構成は個人比率が非常に高く、アプリのダウンロード・課金ランキングは顧客離反の早期指標として注視されています。Geminiの価格優位性と性能進化が個人ユーザーの選好にどこまで影響するか、市場関係者の関心が高まっています。

こうした背景を考えますと、ソフトバンクグループはNVIDIA株を売却し、OpenAIへの投資を強化しておりますが、その選択が正しいのかどうか、疑問も感じつつあります。最近、ソフトバンクグループの株価は急落しておりますが、この動きに対する投資家の懸念が表れているのかもしれません。

コーディング分野はClaudeが優勢、汎用AIは三つ巴に

AIモデルの利用領域別では、プログラミング用途でAnthropicのClaudeが高い支持を維持しています。コード生成は正確性が特に重視される領域であり、企業ユーザーは性能を理由に乗り換えを進めるケースが増えているとされています。
一方、汎用AI分野ではGoogle、OpenAI、Anthropicの三つ巴が続いていますが、OpenAIはエコシステムの厚さと外部連携の多さが強みとなっており、性能差だけでは離反につながりにくいとの見方もあります。

バフェット氏、ついにAlphabet株を新規取得

― “かつての後悔”から一転、AI覇権への布石か
こうした技術面での潮流と軌を一にして、金融市場では象徴的な動きが見られました。バークシャー・ハザウェイが第3四半期の「フォーム13F」でAlphabet(クラスA株)の新規取得を開示し、保有額は約43億ドルに上り、同社ポートフォリオの10位に入る規模となっています。
バフェット氏は過去、Googleを買わなかったことを「失敗だった」と語っていましたが、今回の取得により長年のスタンスを転換した形です。Geminiの技術的優位性や、広告・クラウド事業を中心とした安定的な収益構造が、投資判断を後押ししたとみられています。

NVIDIAの成長ストーリーに変調、AI覇権争いは新局面へ

市場関係者の間では、NVIDIAの成長サイクルに変調が生じるとの見方も出ています。AI需要自体は堅調ですが、Googleの脱NVIDIA路線や専用チップの普及は、顧客企業が“GPU以外の選択肢”を持つ時代を広げつつあります。
一方で、AI向け素材メーカーは納入先の変動で業績が吸収されるとの見方が多く、長期的な影響は軽微とされています。

今後の焦点:AI市場の資金シフトはどこへ向かうか

AI覇権争いは、ハード中心の競争から、ソフト・エコシステム・モデル性能を重視した競争へと重心が移っています。
市場では、
・GoogleのGeminiは性能面で優位
・OpenAIはエコシステムが強力ですが、開発遅延が最大のリスク
・Nvidiaは需要は旺盛ですが、収益構造の変化に注意が必要
・サプライチェーン銘柄は長期的には安定
という見方が強まっています。

AI産業が拡大する中で、覇権争いの勝者を見極める動きが加速しています。投資マネーがどの企業に向かうのか、今後の動向に注目していきたいと思います。ここのところ、エヌビディアの株価が下落基調ですが、週明けのアルファベット社の株価が伸びる可能性が高いのではないでしょうか。私は先日、サンディスク社の株を下落前に売却しましたが、次はアルファベット社保有の機会をうかがいたいと思っております。

なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESSの車掌、SHUN

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渋谷桜丘 在住。立教大学法学部卒業。株主として様々な企業を応援し、経済活性化に努めております。報道カメラマンとして写真撮影もしており、数々の著名人を撮影。2000年代にはライブドアニュースにて経済記事執筆。(保有資格:知的財産管理技能士、化粧品検定1級、食生活アドバイザー、景表法検定など)

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