オリックス株式会社(8591)は、2026年3月期第2四半期(2025年4月~9月)の連結決算を発表しました。営業収益は前年同期比11.5%増の1兆5,644億円、税引前中間純利益は同52.3%増の3,914億円、株主に帰属する中間純利益は同48.2%増の2,711億円となりました。この結果、1株当たり中間純利益は240円42銭(前年同期159円42銭)と大幅に増加しています。また、大幅な増配となる見通しも発表され、株主還元強化の姿勢も見られました。
決算の内容を以下にて詳しく見ていきましょう!
増益要因:再エネ事業と保険事業が収益拡大を牽引
今期の好調は、再生可能エネルギー関連事業を中心とした環境エネルギーセグメントの急伸が主な要因です。
同セグメントの利益は前年同期比約1170億円増の1,196億円と大幅に拡大しました。特に、インドの再エネ大手Greenko Energy Holdingsの株式譲渡による売却益83,135百万円を計上したことが寄与しました。
また、生命保険事業の堅調な推移も全体業績を押し上げました。生命保険料収入および運用益の増加により、保険セグメントの利益は前年同期比24%増の508億円となりました。
法人営業・メンテナンスリースも堅調推移
法人営業・メンテナンスリース事業では、金融収益およびオペレーティング・リース収益の増加を背景に、利益は前年同期比29%増の586億円と好調でした。
一方、不動産セグメントは販売費や原価上昇の影響を受け、同3%減の490億円とやや減益でした。
総資産17.6兆円、株主資本比率25.2%に上昇
連結財政状況では、総資産が前年末比4%増の17兆6,042億円、株主資本は同9%増の4兆4,416億円となりました。株主資本比率は25.2%と、財務基盤の強化が進んでいます。
オペレーティング・リース投資や営業貸付金の増加が資産拡大に寄与しました。
オリックスは2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正し、当期純利益4,400億円(前年比25.1%増)を見込んでいます。
配当方針:通期153円見通し、株主還元を強化
オリックスは株主還元にも積極的で、第2四半期末の配当金を1株当たり93.76円としました。これは、当期純利益に対する配当性向39%を基準に算定したものです。通期では1株当たり153.67円の配当を見込んでおり、前期(120.01円)から大幅な増配となる見通しです。
経営環境と展望
世界的な脱炭素化の流れを背景に、オリックスの環境エネルギー事業は引き続き拡大が見込まれます。海外では再エネ発電・資源リサイクル分野への投資を強化し、国内ではエネルギー供給の安定化に向けた新規事業の検討も進めています。
一方で、為替や金利変動による金融資産評価への影響など、リスク要因にも引き続き注意が必要です。
オリックスは今期、環境エネルギーと保険事業の好調により大幅な増益を実現しました。グローバル展開と多角的な事業ポートフォリオの強みを生かし、2026年3月期通期では過去最高益の更新を目指しています。財務基盤の厚みと安定的な配当政策が評価され、長期投資先としての魅力が高まっています。
なお、本記事は、投資判断の参考情報として提供するものであり、特定の株式売買を推奨するものではありません。投資の最終ご判断はあくまで自己責任でお願いいたします。

STOCK EXPRESS車掌 SHUN
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