株主還元

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カシオ計算機 決算サプライズ!上方修正と自社株買いで株価急騰「G-SHOCK×新市場開拓」で再評価局面へ

カシオ計算機の株価が急騰し、一時約4年ぶり高値を付けました。背景には、2026年3月期の連結純利益見通しを従来予想から上方修正し、前期比2.1倍の170億円としたことがあり、市場予想も上回りました。主力の腕時計では「G-SHOCK」新製品投入や「CASIO WATCH」の機能・デザイン性が奏功し、インドや東南アジアで需要が拡大しています。加えて最大50億円の自己株買いも発表し、株主還元姿勢が評価されました。今後は時計中心の成長戦略を継続できるかが焦点です。
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【三菱化工機 決算発表】利益急拡大と増配が株主心理を刺激!GX事業の“異次元成長”が新たな評価軸に

三菱化工機(6331)は1月30日、2026年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結経常利益が前年同期比72.9%増の65.5億円と大幅増益になったと発表しました。好調な業績を受け、通期の経常利益予想も86.5億円から91億円へ上方修正し、過去最高益見通しをさらに上乗せしました。あわせて年間配当予想を86円から105円へ増額修正。足元では単体機械・エンジニアリングが堅調で、GX(水素・バイオガス等)分野の成長も期待材料となっています。
次世代技術

FIG株式会社、フィジカルAI関連として存在感強まる!移動データ×ロボティクスで成長シナリオに注目

FIG株式会社は、全般軟調な相場の中で逆行高となり、フィジカルAI関連銘柄として注目を集めています。タクシー配車やバス運行管理など地域交通で培った移動データと制御技術を強みに、AGVやAMRといった物流ロボット分野へ展開し、人と物の移動を最適化する「モビリティOS」構想を推進しています。直近決算ではロボティクス事業の拡大を背景に大幅な増益を達成し、配当性向30%以上の方針も評価材料です。成長テーマと業績回復を兼ね備えた中長期成長期待が高まっています。
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三井化学、株式分割と独自技術が評価材料に ― AI半導体と再生可能エネルギーを支える「素材力」に再注目 ―

三井化学の株価は堅調に推移しており、年初来で上昇基調にあります。背景には、2026年1月1日を効力発生日とする1株→2株の株式分割があり、投資単位の引き下げによる個人投資家層の拡大や流動性向上が期待されています。事業面では、AI半導体製造に不可欠な「EUVペリクル」で事実上の独占的地位を持ち、次世代品の投入計画も控えています。さらに再生可能エネルギー向け素材にも強みを持ち、成長分野を支える素材企業として存在感を高めています。加えて、安定配当や自社株買いを重視する株主還元姿勢も評価され、中長期での再評価余地が意識されています。
column

なぜ日本企業の自社株買いが増えているのか

日本企業による自社株買いが過去に例のない規模で拡大しており、日本株市場は新たな局面に入っています。2024年度の自社株買いは約18兆円と過去最高を更新し、2025年も年初から5か月で12兆円に達しました。背景には、東京証券取引所によるPBR改善要請や、株主価値を重視する経営への転換があります。ROEやEPSを即座に改善できる手段として自社株買いが選ばれ、500兆円超の内部留保やアクティビストの圧力も動きを後押ししています。一方で、成長投資を伴わない買い戻しには慎重な見極めが必要で、投資家には資本政策の質を見極める姿勢が求められています。
株式劇場

双日、中国依存に風穴 レアアース戦略が示す「経済安全保障銘柄」としての存在感

双日は、地政学リスクが高まる中で「経済安全保障」を成長機会と捉え、レアアース分野で独自の地位を築いています。EVや再生可能エネルギーに不可欠なレアアースは、中国依存という構造的リスクを抱えてきましたが、双日は早くから対策を進めてきました。2011年にはJOGMECとともに豪ライナス社へ出資し、軽希土類で日本需要の約3割を安定確保。さらに2023年の追加出資を経て、2025年には中国以外では初となる豪州からの重希土類輸入を開始しました。業績面でも2026年3月期は増益見通しで、累進配当による増配や自社株買いなど株主還元も積極的です。双日は国家レベルのサプライチェーン構築を担う存在として、中長期での投資妙味を高めています。
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高島屋、決算評価と資本政策を好感し株価急伸――業績底堅さと希薄化懸念後退に注目集まる

高島屋の株価は1月7日、前日比約10%上昇し、約3カ月ぶりに昨年来高値を更新した。背景には、2026年2月期第3四半期決算と資本政策の見直しがある。累計では減収減益となったものの、直近四半期では営業利益、経常利益ともに前年を上回り、収益性の改善が確認された。通期計画に対する利益進捗率も過去平均を上回り、季節性を踏まえた業績上振れ期待が広がっている。加えて、2028年満期の転換社債を全額買い入れ消却する方針を示し、将来的な希薄化懸念の後退やEPS改善が意識された。特別損失発生の可能性はあるものの、株主還元を重視する姿勢が評価され、投資家の買いを集めた。
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伊藤忠商事、株式分割を機に株価急伸――セブン銀行の持分法化で「金融×リテール」成長ストーリーも点火

伊藤忠商事の株価は2025年12月29日、前日比5.33%高の2,015円と急伸し、年初来高値を更新した。2026年1月1日を効力発生日とする1株→5株の株式分割に伴う権利落ち日を迎え、投資単位の引き下げによる流動性向上や投資家層拡大への期待が高まった。加えて、年間配当210円相当を示す積極的な株主還元姿勢も評価された。さらに、セブン銀行株を20%取得し持分法適用会社化する資本業務提携を発表。ファミリーマート網とATM網を融合した「金融×リテール」の成長戦略が注目されている。堅調な中間決算を背景に、持続的成長への期待が株価を押し上げた。
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ブリヂストンが1対2の株式分割!投資家層拡大と「自己株償却」セットの資本戦略に注目

ブリヂストンは、2026年1月1日を効力発生日として普通株式を1株から2株へ分割すると発表した。投資単位を引き下げ、個人投資家を中心とした投資家層の拡大と流動性向上を狙う。一方で同社は約3,000億円規模の自己株式取得を完了しており、分割後に発行済み株式の約7.3%を償却する方針だ。分割で投資の間口を広げつつ、償却により1株当たり価値を高める二段構えの資本戦略といえる。足元の業績では利益率改善が進むものの、北米事業の不振やサイバーインシデントの影響で通期利益予想は下方修正された。資本政策の追い風が、事業面の逆風をどこまで補えるかが今後の焦点となる。
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UTグループ、1対15の異例株式分割!投資単位を大幅引き下げ、配当「100%+下限10円」で個人投資家層を拡大へ

UTグループは、2026年1月1日を効力発生日として、普通株式1株を15株に分割する異例の株式分割を実施する。投資単位は分割前の約30万円から約2万円程度へ大きく引き下がり、個人投資家層の拡大と株式の流動性向上が期待される。今回の分割は単なるテクニカル施策ではなく、株主還元強化と一体で打ち出された点が特徴だ。同社は2029年3月期まで配当性向100%を目安とし、分割後ベースで1株当たり年間10円の配当下限を設定した。これにより配当利回りは約5%水準が見込まれ、株価の下支え要因として意識されている。一方、自動車関連需要の鈍化や採用コスト上昇を背景に中期計画は下方修正されており、高水準の還元策を支える利益創出力の持続性が今後の焦点となる。