中長期成長戦略

金融業界株

SBI新生銀行、再上場後に急騰 ――金利上昇だけでは説明できない「構造変化」への評価高まる

SBI新生銀行の株価は、2025年12月の再上場後に急騰し、他の銀行株を大きく上回るパフォーマンスを示しています。日銀の金利正常化が銀行株全体の追い風となる中でも、同社の上昇はそれだけでは説明できません。投資家が注目しているのは、SBIグループの中核として決済・信用インフラを担う戦略的役割です。デジタル資産や将来キャッシュフローを視野に入れた金融エコシステム構想により、同社は従来型銀行から次世代金融プラットフォームへの転換を進めています。加えて、高利回りの貸出ポートフォリオと低コスト預金基盤により、金利上昇局面での収益拡大が期待されています。2025年に公的資金を完済したことで配当や成長投資の制約が解消され、クラウド基盤やAI与信、円建てステーブルコイン構想などを背景に、中長期的な成長ストーリーが再評価されています。
株式劇場

IHI、大発会で株価急反発!航空宇宙防衛シフトへの評価が鮮明に

IHIの株価は1月5日の大発会で前日比8.99%高の3,002円まで急反発し、東証プライム市場の値上がり率上位にランクインした。テクニカル面では主要移動平均線や週足の抵抗線を上抜け、中期的なトレンド転換を示唆している。背景には、同社の事業構造改革に対する評価の高まりがある。170年の歴史を持つ重工業企業であるIHIは、橋梁やボイラーなど従来型事業を整理し、航空エンジン、防衛、宇宙分野へ経営資源を集中。納入後も収益が続くアフターマーケット型モデルや、防衛需要の拡大が安定成長を支える。市場では、IHIを伝統的重工業から航空宇宙・防衛を担う成長企業として再評価する動きが強まっている。
M&A・TOB・アクティビスト

アサヒGHD株が急落!市場は東アフリカ大型買収に警戒感――成長戦略と財務負担の綱引き

アサヒグループホールディングスの株価は、12月18日に前日比5.7%安と大きく下落した。背景には、同社が発表した東アフリカ事業の大型買収がある。英ディアジオから約4,654億円でケニアを中心とするビール・酒類事業を取得し、高成長が見込まれるアフリカ市場への本格参入を狙う。一方、買収資金は手元資金と借入で賄う予定で、資金負担の増加や買収価格の妥当性を懸念する声が投資家の間で広がった。中長期の成長機会と短期的な財務リスクをどう評価するかが、今後の株価動向の焦点となりそうだ。