「古きよきアメリカ」がコンセプトのカジュアルダイニングレストラン「TGI FRIDAYS(ティージーアイ・フライデーズ)」。私の暮らす渋谷にも店舗があり(渋谷神南店)、時々活用させていただいておりました。赤白ストライプのイメージも良く、陽気な雰囲気が良いんですよね。日本1号店で1999年にオープンしたお店です。
このTGIフライデーズですが、11月5日に米国本部が米連邦破産法11条の適用を申請したとの発表がなされました。現地での外食需要が伸び悩んでいたようです。アメリカの外食業界全般の景気はどうなのでしょうか?ケンタッキーフライドチキンなどを展開するヤム・ブランズの7-9月期決算は、売上高が6.9%伸び、純利益が8.2%減少となり(増収減益)、1株利益は予想を下回りました。タコベルは、売上が4%増加しており、外食全般というよりもブランドごとによって異なるようです。
TGIフライデーズの報道を受けた時、私は「渋谷の店舗もなくなってしまうの?」という懸念が頭をよぎりましたが、日本の店舗は営業を通常通り継続できるようです。
TGIフライデーズは、世界で460店舗以上を運営しており、FC(フランチャイズ店)は、それぞれの企業が独立して運営しているため、今回の破産手続きには含まれず、営業は通常通り継続できるとのこと。ちなみに、米国の店舗は39店舗だそうです。もっと多いイメージでしたが、それは日本でのメジャー感を感じられるブランド展開が上手かったからかもしれませんね。
ちなみに、日本国内のTGIフライデーズ店舗のFC運営を手掛けているのは、ワタミ株式会社。ワタミは1999年からFC運営しており、日本国内12店舗、さらにグアム1店舗を運営しています。ワタミというと、居酒屋のイメージが強かったですが、意外にも多岐に渡って手掛けているんですね。日本の店舗は、渋谷をはじめ、池袋、原宿、東京ドームシティ、横浜など、首都圏がメイン。
ワタミといえば、先日、日本サブウェイを買収したことで話題になり、注目を集めています。”脱居酒屋”の大転換を遂げている途上のワタミ。さらに、近年は宅食事業も売上の多くを占めています。(宅食事業:売上高100億円、営業利益11.7億円。国内外食事業:売上高81億円、営業利益3.8億円。※2025年3月期の第1四半期決算)2008年に宅食事業に進出して以来、業績を伸ばしています。高齢化社会化が進む現代、高齢者に調理済みの食事を配達する事業は、これからも伸びそうですよね。さらに、今後は サブウェイの始動により、外食事業も伸びそうです。
TGIフライデーズファンの私としては、ワタミパワーで勢いを復活させてほしいと願っております。
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