SoftBank Group Corp.

半導体関連銘柄

なぜソフトバンクグループの株価が急騰しているのか?――Arm株高と「GPT-6 Astra」、1兆円社債の条件決定でAI投資会社として再評価

ソフトバンクグループ株が一時10%を超えて急騰した主因は、中核資産であるArm株が米国市場で3.31%上昇し、保有資産価値とNAVの拡大期待が高まったことです。OpenAIによる新型AIモデル「GPT-6 Astra」の発表や、NYSE FANG+指数の最高値更新、米長期金利の低下もAI関連株への買いを促しました。さらに、国内企業の個人向け社債として過去最大規模となる1兆円の社債について、期間7年、年利4.75%で条件が確定し、資金調達を巡る不透明感が後退しました。6月末時点の1株当たりNAVは1万2,686円と株価を大きく上回っており、割安修正への期待も買いを後押ししています。ただし、Arm株への依存、巨額のAI投資、金利上昇による財務負担には注意が必要です。
半導体関連銘柄

なぜ、ソフトバンクGはTSMC株を72%削減したのか――半導体弱気ではなく、OpenAIへ資金を振り向ける「AI投資の選択と集中」

ソフトバンクグループは2026年4~6月期にTSMCのADRを198万5,000株から56万5,000株へ減らし、保有数を約71.5%削減しました。ただし、13Fに記載された約2億6,980万ドルは残存株の6月末評価額であり、売却代金ではありません。個別の売却理由は開示されていませんが、OpenAIへの総額300億ドルの追加投資や、AIインフラ、ロボティクスなどへの資金需要を踏まえると、上場株を現金化して戦略資産へ振り向ける資金再配分との見方が有力です。TSMCを全株売却したわけではなく、半導体弱気というより、AIハードウェア株の直接保有からAIモデルやプラットフォームへの「選択と集中」を示す動きと考えられます。今後は追加の資産売却、借入金の借り換え、LTVや手元流動性の変化が焦点です。