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住信SBIネット銀行、9月25日に上場廃止!NTTドコモによる買収成立で新たな成長ステージへ

住信SBIネット銀行株式会社が、明日2025年9月25日をもって上場廃止となります。これは8月28日に開催された臨時株主総会において承認された株式併合により、東京証券取引所の定める上場廃止基準に該当したことを受けた措置。今回の上場廃止は、同社がNTTドコモの連結子会社となることを前提としたものであり、両社のシナジー創出を見据えた大きな転換点となります。住信SBIネット銀行は2007年の開業以来、「お客さま中心主義」の理念のもと、利便性と安全性を兼ね備えたインターネット専業銀行として成長を続けてきました。今後は、ドコモが持つ膨大な顧客基盤や通信分野の経営資産を活用し、金融と通信を融合させた新しいサービスの提供に注力する方針です。これにより、利用者の生活をより豊かにする革新的な金融体験の実現が期待されています。ドコモによる完全子会社化が実現します。これにより、投資家は株式の現金化を通じて利益を確定させる形となり、今後はNTTドコモの企業価値や事業展開を通じた間接的なリターンが期待されます。本件は、投資家にとって「上場廃止=終わり」ではなく、「ドコモとの融合による新しい成長物語の始まり」であることを意味していると言って良いでしょう。
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NTTの株価ついに上昇!NTT銀行への期待か

昨年春の株価暴落以降、150円付近を横ばいで推移してきた「NTTの株価」ですが、ついに転期が訪れたかもしれません。きっかけは、5月29日。NTTの完全子会社であるNTTドコモが、ネット銀行大手の住信SBIネット銀行を買収し、子会社化する方針を固めたことが報じられたこと。NTTドコモの銀行業への参入は以前からウワサされてきましたが、ついに表面化しました。NTTドコモも今回明らかになった銀行事業参入により、携帯電話事業に依存したビジネスモデルから脱却し、顧客の経済圏の拡大が期待できます。ドコモは2020年9月にNTTの完全子会社となっています。本体のNTTは、昨年の春にNTT法改正の報道をきっかけに暴落し、150円付近の横ばいが続いてきましたが、グループ全体での価値も高まり、株価上昇のきっかけになるかもしれません。実際、ここ最近、NTTの株価は上昇し始めており、昨日5月30日は160円を突破しました。私自身、株主として今後の推移に期待していきたいと思っています。