NANDフラッシュメモリ

株式劇場

キオクシアは最高値圏なのに、なぜフジクラは半値に急落したのか――同じAI関連株で明暗が分かれた本当の理由

キオクシアとフジクラはともにAIデータセンター需要の恩恵を受けて過去最高益を更新しましたが、株価は対照的な動きとなっています。キオクシアはAI向けSSD・NANDメモリの需給逼迫を背景に、販売数量だけでなく価格上昇による利益拡大が期待され、投資マネーが集中しています。一方、フジクラは光ファイバーなど通信インフラ需要が堅調なものの、2027年3月期の業績予想や中期経営計画が市場の高い期待に届かず、失望売りが拡大しました。また、株価急騰後の割高感やAI関連株全体の調整も重なり、利益確定売りが加速しました。つまり両社の差は、AI需要の有無ではなく、「価格上昇で稼ぐキオクシア」と「数量拡大で稼ぐフジクラ」という利益構造の違いと、市場期待のギャップにあると言えます。
半導体関連銘柄

キオクシア株が急騰、時価総額40兆円超え!「Investor Day」で示した「AI推論時代の本命戦略」と累進配当が市場を刺激

キオクシアホールディングスの株価が6月2日に急騰し、時価総額は40兆円を超えました。Investor Dayで同社は、AI推論市場の拡大を成長機会と位置付け、AI向けSSD事業の強化戦略を発表。NVIDIAの次世代AIインフラ構想に対応する高性能・大容量SSDをアピールしたほか、データセンター・エンタープライズ向け製品の売上比率を60%超へ引き上げる方針を示しました。また、Net Cash達成や高い利益率見通しなど財務改善も強調。さらに累進配当政策の導入を表明し、株主還元への期待も高まりました。市場では、キオクシアを単なるメモリメーカーではなく、AIインフラを支える成長企業として再評価する動きが広がっています。