株式劇場 キオクシアは最高値圏なのに、なぜフジクラは半値に急落したのか――同じAI関連株で明暗が分かれた本当の理由
キオクシアとフジクラはともにAIデータセンター需要の恩恵を受けて過去最高益を更新しましたが、株価は対照的な動きとなっています。キオクシアはAI向けSSD・NANDメモリの需給逼迫を背景に、販売数量だけでなく価格上昇による利益拡大が期待され、投資マネーが集中しています。一方、フジクラは光ファイバーなど通信インフラ需要が堅調なものの、2027年3月期の業績予想や中期経営計画が市場の高い期待に届かず、失望売りが拡大しました。また、株価急騰後の割高感やAI関連株全体の調整も重なり、利益確定売りが加速しました。つまり両社の差は、AI需要の有無ではなく、「価格上昇で稼ぐキオクシア」と「数量拡大で稼ぐフジクラ」という利益構造の違いと、市場期待のギャップにあると言えます。