IPO スペースX、史上最大IPOで宇宙産業の新時代へ――初値は公開価格比19%高で時価総額336兆円、投資家熱狂の裏に潜む期待とリスク
スペースXは6月12日にナスダック市場へ上場し、公開価格135ドルに対して終値は160.95ドルと約19%上昇しました。時価総額は約2兆1,000億ドル(約336兆円)に達し、世界有数の巨大企業として市場デビューを果たしました。調達額750億ドルは史上最大のIPOとなり、世界中の機関投資家や個人投資家から記録的な需要が集まりました。投資家は、再利用ロケットや衛星通信サービス「スターリンク」、将来のAI事業などを通じた成長性に大きな期待を寄せています。一方で、2025年の売上高は約187億ドル、最終損益は約49億ドルの赤字であり、株価売上高倍率(PSR)は約110倍と極めて高水準です。日本でも募集額の3倍超の購入希望が集まるなど人気は過熱していますが、今後はスターシップ開発やAI事業の収益化、主要株価指数への採用が株価を左右する重要な材料となりそうです。