M&A・TOB・アクティビスト 電通総研、伊藤忠商事による1株2880円のTOBで非公開化へ――CTCとの連携でAI・金融DX・リテールメディアを強化
伊藤忠商事は、子会社の合同会社VICを通じ、電通総研に1株2880円でTOBを実施し、同社を非公開化する方針を発表しました。買付総額は約2151億円です。電通総研株61.78%を保有する電通グループはTOBに応募せず、非公開化後も親会社として残ります。伊藤忠側は少数株主が保有する最大38.22%を取得し、株式併合を経て2027年3月ごろの非公開化を目指します。狙いは、電通総研のAI・金融システム・業務コンサルティング力と、伊藤忠の顧客基盤や海外ネットワークを融合することです。CTCとのIT事業連携、電通グループとのリテールメディア強化にも期待が集まります。TOBは競争法上の承認を前提に、2026年11月上旬の開始を予定しています。