AIデータセンター

住友グループ

なぜ住友化学の株価が急騰したのか?――AIデータセンター向けInPエピウエハー量産開始、光電融合の成長期待で上昇率首位

2026年9月1日の住友化学株は前営業日比8.37%高の620.1円で取引を終え、東証プライム市場の上昇率1位となりました。主因は、AIデータセンターや高速通信に使われるInPエピウエハーの量産・販売開始です。電気信号と光信号を高効率で変換する光半導体の中核材料で、同社は2030年代半ばに売上高100億円規模を目指します。国内でも限られる量産技術と、GaN・GaAsで25年以上培った結晶成長技術が評価されました。同日発表した3Dプリンター向けLCP材料も、半導体、ヒューマノイド、eVTOLなどへの展開期待を高めています。今後は顧客採用、生産拡大、利益率、実際の業績貢献が焦点です。
住友グループ

なぜ住友商事はチリの銅鉱山プロジェクトに参画するのか?――AI・データセンター・EV時代の「銅不足」を見据え、開発初期から将来権益を確保

住友商事は、G Miningグループとの折半出資SPVを通じ、チリの銅・金鉱山「ドス・アミーゴス」に参画しました。SPVの経済的持分は約25%、住友商事の実質権益は約12.5%で、持ち分銅生産量は年約5,000トンとなる見込みです。AIデータセンター、EV、再生可能エネルギー、送配電網の拡大で銅需要が伸びる一方、新規鉱山の開発難易度は高まっています。同社は高額な生産中鉱山を買うのではなく、開発初期から参画して将来の供給源と資産価値の上昇機会を確保します。約25年の操業や追加鉱床への期待がある一方、最終投資決定は2030年ごろで、開発費、許認可、工期、銅価格などのリスクを注視する必要があります。
半導体関連銘柄

キオクシア、8,000億円の自社株買いをわずか6営業日で終了 「会社の買い」消失後に問われる株価の地力

キオクシアは、最大3,000万株・8,000億円、10月30日までとしていた自社株買いを、8月3日から10日までのわずか6営業日で終了しました。取得額は7,999億9,768万9,000円と上限にほぼ到達した一方、取得株数は1,613万3,500株で上限の約53.8%、発行済み株式に対する実取得割合は約2.94%です。平均取得価格は約4万9,586円でした。短期間での巨額買い付けは経営陣の自信を示す反面、株価の買い支えが早期に消滅したことを意味します。東芝の保有減少や信用買い残も需給上の重しであり、今後は自社株買い後の株価・出来高、大株主動向、NAND価格、AI・データセンター需要、利益と営業キャッシュフローの持続性が焦点となります。
住友グループ

【住友金属鉱山 決算発表】純利益3.2倍のロケットスタート!銅・金高と円安追い風に通期予想を55%上方修正

住友金属鉱山の2027年3月期第1四半期は、銅・金・ニッケル価格の上昇、円安、海外鉱山の安定操業を追い風に、売上高が前年同期比42.3%増の5,401億円、親会社帰属利益が同220.5%増の879億円となりました。会社は通期の親会社帰属利益予想を1,390億円から2,160億円へ55.4%上方修正し、前期比22.5%増益を見込みます。資源事業の利益がほぼ倍増し、製錬事業は赤字から黒字へ転換しました。材料事業でもAIデータセンター向け部材が好調です。営業キャッシュ・フローも630億円近くまで改善しました。一方、主要製品の生産量は一部で減少しており、増益には市況と為替の寄与が大きく含まれます。今後は銅・金価格、円相場、海外鉱山の操業、AI関連需要の持続性が焦点となります。
株式劇場

【JX金属 決算発表】AI関連需要を追い風に最高益予想を上方修正!今期純利益1410億円へ、半導体材料が成長をけん引

JX金属は、AIデータセンター関連需要の拡大や円安、銅価格上昇を追い風に、2027年3月期の純利益予想を従来の1140億円から過去最高の1410億円へ上方修正しました。第1四半期は売上高が前年同期比36.2%増の2606億円、営業利益と純利益はいずれも約2.8倍となり、営業利益率は31.3%へ上昇しました。半導体用ターゲットやInP基板、タンタル粉末などの販売が好調でした。一方、増益には銅鉱山の一部権益売却益や市況改善も大きく寄与しています。年間配当予想は20円で据え置き、1949億円の自社株買いを計画しています。今後は、市況や一過性利益に依存せず、AI関連事業が持続的な成長を実現できるかが焦点です。
半導体関連銘柄

【TDK決算】4~6月期純利益は94%増の約805億円、過去最高を更新!AIデータセンター向け部品が急拡大、通期上方修正への期待高まる

TDKが発表した2026年4~6月期の連結決算は、売上高が前年同期比38.3%増の7,410億円、営業利益が53.0%増の863億円、純利益が94.4%増の805億円となり、すべて第1四半期として過去最高を更新しました。純利益は市場予想の496億円を大幅に上回っています。生成AI向けデータセンター投資の拡大を背景に、MLCCやアルミ電解コンデンサー、ニアラインHDD向け磁気ヘッド・サスペンションの販売が伸長。円安も営業利益を約113億円押し上げました。通期純利益予想2,250億円は据え置きましたが、進捗率は35.8%に達しています。会社側は上期時点で通期見通しを見直す方針を示しており、今後は業績上方修正の可能性やAI関連需要の持続性が焦点となります。
株式劇場

【キオクシア株が急落、その理由とは?】サムスン電子決算後の「AI関連株売り」が波及 過熱警戒と利益確定売りが重なり急落

キオクシア株は大幅続落となりました。直接的な悪材料が出たわけではなく、韓国・サムスン電子の好決算発表後に株価が下落したことで、世界的にAI関連・半導体株への利益確定売りが広がったことが主因です。サムスン電子は市場予想を上回る営業利益を発表したものの、市場では「さらなるサプライズがなかった」との見方から株価が下落。その流れがNANDフラッシュメモリーを主力とするキオクシアにも波及しました。一方で、AIデータセンター向け需要を背景にNAND市場の需給は依然として逼迫しており、メモリー価格も上昇基調が続いています。今回の株価下落は業績悪化を反映したものではなく、AI関連株全体の過熱感や高値警戒感による短期的な調整との見方が優勢です。今後は、AIインフラ投資の継続やNAND市況の改善が、キオクシアの中長期的な成長を支える重要なポイントとなりそうです。
住友グループ

【住友金属鉱山株が急騰、その理由とは?】金価格4,100ドル回復が追い風 銅・ニッケル高と株主還元期待も重なり資源株に資金流入

住友金属鉱山の株価は7月3日、前日比409円高(5.44%)の7,930円まで上昇しました。背景には、米6月雇用統計が市場予想を下回ったことでFRBの追加利上げ観測が後退し、金価格が1オンス4,100ドル台を回復したことがあります。国内有数の金・銅・ニッケル生産企業である同社は、資源価格の上昇が業績に直結するため、投資家の買いが集まりました。さらに、AIデータセンターやEV、送配電網整備を背景に銅価格も構造的な高水準を維持しており、中長期的な収益拡大への期待も高まっています。加えて、経営陣への譲渡制限付き株式報酬(RS)の導入や株式投資単位引き下げの検討など株主重視の姿勢、証券会社による投資判断の引き上げも追い風となりました。また、住友グループ発展の礎となった別子銅山に代表される銅事業は、AI時代の戦略資源として再び注目されており、その歴史的価値も改めて評価されています。
自動車株

ホンダ、EV電池工場をAIデータセンターへ大胆転換!EV減速局面を乗り越える新たな収益モデルとは

ホンダは米国で、当初EV向けとして計画していた電池工場を活用し、AIデータセンター向けエネルギー貯蔵システム(ESS)用電池の生産を開始しました。EV需要の減速や米国の政策変更を受け、電池事業をAIインフラ向けへ転換する戦略です。ホンダは2028年から同工場でハイブリッド車(HV)向け電池の生産も始める予定で、市場環境に応じてESSとHV向けを柔軟に切り替える方針です。AIの普及に伴いデータセンター向け電力需要は急増しており、ESS市場は今後も高成長が見込まれています。GMやフォードなどもEV電池工場をESS向けへ転用する動きを進めており、自動車業界では「EV一辺倒」から「AIインフラ需要の取り込み」へと戦略転換が広がっています。ホンダにとっては、EV市場が本格回復するまで設備稼働率を維持し、収益基盤を確保するとともに、将来のEV需要回復にも備える重要な一手となりそうです。
株式劇場

【ソフトバンクグループ 株主総会 速報】孫正義氏が描く「AI超知性時代」 株主価値1000兆円構想と世界制覇戦略を表明

ソフトバンクグループ(SBG)は24日の株主総会で、孫正義会長兼社長がAIを中心とした長期成長戦略を示しました。孫氏は「AI革命は始まったばかり」と強調し、AIバブル論を否定。オープンAIとの連携を軸に、米国や欧州で世界最大級のAIデータセンター建設を進める方針を明らかにしました。また、ロボット事業の拡大や傘下アームの成長にも強い自信を示し、「世界一のロボット企業」「世界一のAIインフラ企業」を目指す考えを表明しました。株主価値については、純有利子負債を差し引いたNAVベースで今後16年間に14倍となる1000兆円を目標に掲げました。一方で株主還元については、配当拡大よりも株価上昇による価値創出を重視する姿勢を示しました。AI、半導体、データセンター、ロボティクスを成長の柱とし、孫氏は今後10〜15年にわたり経営を主導する意向も明らかにしました。