株式劇場 なぜ、太陽誘電の株価が急落したのか__「AI関連銘柄」の期待先行に修正局面、証券各社の格下げも追い打ち
太陽誘電(6976)の株価が6月22日に急落し、終値は前日比9.14%安の1万7550円となり、東証プライム市場の値下がり率トップとなりました。背景には、AIサーバー向けMLCC需要拡大への期待で株価が昨年末比約5.4倍まで急騰した反動があります。加えて、SMBC日興証券やモルガン・スタンレーMUFG証券が相次いで投資判断を引き下げ、株価の割高感や、村田製作所と比較した場合の高付加価値製品による利益成長余地の小ささを指摘しました。同業の村田製作所がAI関連需要の恩恵拡大で評価を高める一方、太陽誘電には成長期待の見直しが広がっています。さらに、みずほ証券などの保有比率が5.67%から4.80%へ低下したことも需給悪化への懸念を強めました。市場では、AI関連銘柄としてのテーマ性だけでなく、今後は実際の収益成長力が厳しく問われる局面に入ったとの見方が強まっています。